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一日目 緑の町・合肥市包河区(合肥その1)

2014-09-16 15:26:50     cri    

 2008年に改装され、今では高速鉄道の発着駅になっている北京南駅を列車が出発したのは朝7時48分。安徽省の省都・合肥までは東京から山口までとほぼ同じ980kmの距離があるものの、所要時間は4時間35分。


高速鉄道

 お昼過ぎに合肥駅に到着して、バスに乗り込み一旦宿泊先に荷物を置きに移動したのですが、その際に気になったのが各団地の屋上に設置されている太陽光パネルの多さ!


太陽光パネル

 その理由を尋ねる暇もなくホテルに到着して昼食を済ませ、さて、今回の取材初の訪問場所へ。そこは「合肥濱湖国家森林公園」と言う場所で、もともと耕地だった場所に2002年に666.7ヘクタールに及ぶモウハクヨウ(白楊)を植樹し、17年経た今年2月にそれらが育ち、中国国家レベルの森林公園に指定されたところです。

 関係者の紹介では、ただ植樹をするだけでなく、農薬の使用を減らしたり、汚水の流入を防ぐ措置を採ったり、更にはその取り組みに触発されて他の地域も同様に環境保護に取り組み始めるという相乗効果もあったということです。


合肥濱湖国家森林公園


植樹されたモウハクヨウ

 そこは72kmに及ぶサイクリングロードがあり、2人乗りや3人乗りの自転車を借りてカップルや家族で自然を満喫しながらサイクリングも楽しめます。


2人乗り自転車

 また、道路の左右からアーチ状に葉が茂り、ロマンチックな緑のトンネルがいくつもあります。


緑のアーチ

 「合肥濱湖国家森林公園」の向かいには、肉眼では対岸が見えないほどの中国で5番目に大きい淡水湖である「巣湖」があり、小さい漁船が数隻見え中国の風習を垣間見ることができます。


巣湖に浮かぶ漁船

 次に向かったのは地元安徽省の自動車会社・「江淮自動車株式会社」でした。1964年に前身の巣湖自動車部品工場が設立され、1968年に安徽省初の自動車を製造しました。

 今年はその前身の自動車部品工場設立から数えて50周年を迎え、世界を見据え発展を続けていく決意を述べました。現状はオーストラリアや中南米・アフリカなどに輸出をしており、中国製の軽トラックでは、13年連続で世界売り上げ一位となっています。電気自動車にも力を入れており、毎年のように性能の良い新車を発表し続けています。

 初日の訪問先は以上の2箇所でしたが、お話を伺っていると環境保護に対する意識が高く感じられ、バスの中から見た太陽光パネルの多さも、市民の環境保護への意識の表れではないかと感じられました。

  
江淮自動車株式会社(左)        説明会に出席した会社役員(右)

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