平津区（北平・天津地区）では第11戦区の孫連仲司令官が主に北平（北京）、天津、保定、石家荘地区における日本軍の降伏受理事務を担当した。この地域の日本降伏代表は、中国侵略日本軍の華北地区派遣軍、根本博司令官。日本軍の降伏部隊は第118師団、第9独立旅団で、集中地点は天津。さらに、騎兵第3旅団、第2独立騎兵旅団、第8独立旅団、第3独立旅団の集中地点は保定で、第1独立旅団、第2独立旅団の集中地点は石家荘。孫連仲司令官は1945年10月10日、北平故宮の太和殿で根本博司令官の降伏を受理した。

　山西区では、第2戦区の閻錫山司令官が降伏受理事務を担当した。この地域の日本降伏代表は、中国侵略日本軍第1軍の澄田賚四郎司令官。日本軍の降伏部隊は第1軍、114師団、第3独立旅団、第10独立旅団、第14独立旅団、第5独立騎兵旅団で集中地点は山西省の太原。閻錫山司令官は1945年9月3日、太原で日本軍の降伏を受理した。（殷、林）

1、1945年8月、第2戦区日本軍降伏記録写真（中国第二歴史公文書館提供）