発生時刻：2014年8月3日午後4時30分頃

　震源地：雲南省昭通市魯甸県竜頭山鎮（北緯27.1度、東経103.3度）

　地震の規模：マグニチュード（M）6.5

　震源の深さ：12キロ

　雲南省内でここ18年で最大の地震で、同省の省都である昆明市では地震前57秒に予報が出されました。

　被災地は人口が多いものの、家屋の耐震性が低く、震源地の竜頭山鎮から沙壩村まで続く道路（7.5キロ）沿いの建物（家屋、中学校、保健所、派出所など）が廃墟と化したほか、豪雨が続き、堰止湖が形成されています。余震も200回以上発生し、山崩れで車両20台以上が埋まり、倒壊した家屋も1万軒を超えています。7日午後7時までに615人が死亡し、3143人が負傷しました。通信はほぼ回復しました。

　魯甸県は雲南省北東部昭通市の南部を流れる牛欄江の北岸に位置し、東西50キロ、南北60キロ、総面積1519平方キロ、山間部87.9％、盆地12.1％、総人口38万5700人（06年調べ）、10の鎮と多民族の郷2つ、住民委員会は4つ、行政村は80カ所です（13年調べ）。