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斉白石

2014-07-18 14:34:09     cri    

 
 斉白石(1864~1957年) 中国の画家、書家、篆(てん)刻家で、現代中国画の巨匠と評される。伝統的な芸術に根ざしながらも大工や画家時代に培った民間芸術の要素も取り入れ、古代の芸術を真似るのが主流だった当時の近代中国芸術の"慣例"を打破し、新たな息吹を吹き込んだ。草花や鳥、虫や果物など身近にあるものを題材にし、時に農民のような素朴さで、時に子供のような純粋さで、また時にはずる賢く無骨なタッチで生み出す作品は幅広い層に支持され続けてきた。

 1922年、東京で開催された日中共同絵画展に出展したのをきっかけに、国際的な評価が高まった。北京国立芸術専門学校教授、中央美術学院名誉教授、中国美術家協会主席などを歴任。政府より中国の芸術界で最高名誉とされる「人民芸術家」の称号を与えられ、1956年には国際平和賞を受賞した。90歳を過ぎても1年で600点の作品を描いた事でも知られ、日本におけるコレクターも多く、京都国立博物館などの国立博物館にも収蔵されている。

 2011年5月に斉白石の絵画が北京のオークションに出品され、近現代中国絵画では最高落札額となる4億2550万元(当時のレートで約54億円)で落札された。なお、京劇俳優・梅蘭芳の画の師匠としても良く知られている。

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