現代中国の大写意花鳥画の巨匠、李苦禅の長男として、早くから父の指導を受け、現在では中国の伝統絵画を受け継ぐ現代中国画壇の優れた画家の一人として、中国の芸術家としては最も格式が高い中央文史館員を勤める。中でも中国画の技法の1つである「大写意」に長け、評価されている。大写意とは、筆の穂先全体を紙に叩くように押し付けてできる点体によって、物の形を表現する独特の手法で、簡潔で力強い作品を生み出すことができる。