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一時間目【チャイナエクスプレス】(胡同の中の四合書院、北京フェア見聞)

2014-06-03 19:43:59     cri    

 担当:高橋恵子、王小燕

 6月に入りました。北京では5月末にしばらく続いていた猛暑日は、連日の雨で少し和らぎ、ようやく初夏らしい天気に戻りました。

 今年の6月2日は中国では、旧暦の端午節で3連休でした。休み明けにお届けする今週の番組は、先週の北京の動きをめぐり、「スペシャルバスケット」2本立てでお届けします。

 まずは故宮のすぐ北にある景山公園東門対面にある「胡同」(フートン)に行ってきました。場所は「沙滩后街」胡同から枝分かれした「中老胡同」。長さ298メートル、幅6メートル、すべて民家からなっている路地です。

  

 5月30日、中老胡同28号の四合院は、80人余りの人で賑わっていました。元々は民家でしたが、いまは主の逝去に伴い、2年前から空き家になっていました。この住宅を利用する形でイベントスペース「四合書院」として生まれ変わり、この日の夜にオープンセレモニーを行いました。古くからの伝統文化の魅力を伝え、ゆったりとしたスローライフを体験してもらうことが目的で、オーナーの許可を得て、有志らの手で創設されました。

 「四合書院」は2セットになっている「二進庭」です。北京の胡同を調査、研究するボランティア団体がオーラル・ヒストリー(口述歴史)のフィールド調査で、主だった老婦人と親しくなったのが「四合書院」誕生のきっかけです。主が逝去した後、独立してそれぞれ別の場所で家を構えるようになった子どもたちに頼まれ、空き家になった四合院の活用に至ったということです。

 3人いる書院の創設者の一人である郭然さん(写真)によりますと、当分は伝統文化を文武両道で紹介するシリーズ講座を開設していくと言います。「武」とは、伝統的な武道を生かした中国式ヨガの講座を指し、「文」とは子どもたちにも参加してもらえる漢字の起源を分かりやすく説明する講座を指すということです。詳しくは30日夜のオープンセレモニーで取材しましたので、お聞きください。


 続いて、5月28日から6月1日までオリンピック村にある中国国家会議センターで開かれたサービス商材の見本市、第3回中国国際服務貿易交易会(略して「京交会」、北京フェア)での見聞をお届けします。連日、京交会に通っていた任春生記者に伝えてもらいます。今回のフェアには、日本企業は180平米のスペースに、沖縄県、和歌山県といった地方自治体を始め、多くの日本企業が出展しいました。日本出展ブースを取り仕切るJETRO(日本貿易振興機構)北京代表所対外事業部の藤本勉部長のお話を含め、会場での見聞を披露してもらいます。

 ちなみに、中国で行われる見本市の中で、最も歴史が長く、海外でもよく知られているのは広州で開かれる「広州交易会」ですが、「広交会」が主に物品を対象にしているのに対し、こちら「京交会」はコンテンツ、サービスといったソフトウェアを対象としています。今年の「京交会」には、117の国と地域から2万6700人の関係者・代表者が出席し、2524社の企業が出展したということです。

 詳しくはどうぞ番組をお聞きください。

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