一時間目は、近年、観光客が急増している菜の花の有名な観光地、江蘇省興化市の「千の島の菜の花畑」の美しい風景をご紹介します。

　近年、観光客が急増している菜の花の有名な観光地、「千の島の菜の花畑」は、江蘇省興化市缸顧郷東旺村の東側に位置しています。ここの人々は、昔から、川を掘った汚泥を利用して、畑がつくられています。数百年前にはじまったものだそうです。この水上畑で菜の花が植えられています。花が咲くと、畑は、まるで水に浮く島のようで、「千の島の水郷」という美称があります。約１万3000ヘクタール以上の菜の花畑があります。春になると、菜の花が満開し、広がっている黄色い絨毯になります。中国ではたくさんの葉の花畑がありますが、小舟で菜の花の満開する無数の小島の間をめぐるのは興化市だけです。

　2009年4月の初め、興化市で、「菜の花祭り」が開催されました。それ以降、毎年の4月初旬、この「菜の花祭り」が開かれます。

　興化市では、菜の花の観賞に観賞方法が2つあり、まずは船に乗って畑の間を流れる川をのんびりと進んでいきます。

　2つ目の方法は、空からの観賞です。３階ほどの高さの展望台に立って、美しい風景を鑑賞することです。ここの菜の花畑は１万3000ヘクタールも広がっており、黄色の花に水の青のコントラストは格別です。

　今年の4月7日に、興化市の菜の花祭りを取材しました。取材の途中、日本人観光客にも出会い、その感想を聞きました。今日の番組では、現場リポートや観光客の感想などを交えながら、興化市の菜の花の美しい風景を皆さんにご紹介します。どうぞお聞きください。

　2時間目のタイトル：江蘇省興化市の景勝地・「水上の森林」

　二時間目は、興華市のもう一つの有名な観光スポット、水上森林をご紹介します。「水上の森林」は、興化市西北17キロのところにあり、江蘇省の最大な人口湿地生態森林であり、今は湿地公園にもなっています。公園の中に、川がたくさん掘られ、交差して、杉の木々が10万本以上あります。さらに、コウノトリなどの野生鳥がここで生息しています。普段、各種の鳥が３万羽いて、多い時に、６万羽いるそうです。今、ここは、「杉の林に水があり、水に魚があり、林に鳥がある」という水郷景観が形成しました。

　この興華市は、歴史の長い地域でもあります。歴史上、ここは、有名な文学者や書道家などの有名人が輩出しています。一番有名なのは鄭板橋という書道家です。市の中心部に、興華市博物館があります。その二階は鄭板橋記念館となります。ここを訪れれば、鄭板橋の書道や絵などを見学することができます。（任春生）