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「さくらを見れば思い出す」成都外国語学校高等部2年9組の皆さんから

2014-04-08 17:51:25     cri    

 「CRI桜リポーター」募集の企画は全国各地の日本語学習者からサポートをいただき、どうもありがとうございます。

 蜀の国である四川省・成都市には、インターネットを通して、いつもCRIの日本語放送を熱心に聞いてくれている先生、そして、生徒さんがいます。

 成都外国語学校高等部2年9組の皆さんです。

 担任の王先生は5年前に、重慶にある四川外国語大学日本語学科を卒業。中高一貫校の成都外国語学校に就職した後、中学1年からずっと受け持っているクラスが、今年で高2になる2年9組の19人です。

 ところで、全校生徒が5000人もいる成都外国語学校ですが、日本語を学んでいる生徒は1学年にわずか1クラス、人数にして中高6学年全部で110人余りしかいません。

 高校の2年9組は、18人しかいない、こじんまりとした日本語クラスですが、アニメや漫画好きが多く、日本文化の学習にもたいへん熱心です。仲も良く、様々なイベントに熱心に参加しています。

 CRI日本語放送で、桜リポーター募集中ということをインターネットで知り、クラスが一丸となって、「桜というと」をテーマに15分もの動画を撮影してインターネットを通して送ってくれました。映像の中には、鳥のさえずり、滝の流れる音、そして、緑溢れる広々とした美しいキャンパスと共に、元気はつらつとした9組の皆さんの笑顔が映っていて、たいへん深い印象を与えました。

 ところで、まだ高校二年生とは言え、9組の19人のうち、日本留学経験者が何人もいます。日中21世紀交流事業である「心連心:中国高校生長期招聘事業」の一環として招かれ、これまですでに広島、大阪、長崎、山梨などで11か月間も留学生活を送り、帰国した7人のほか、いま、熊本と名古屋の高校に留学中の生徒が2人います。

 王先生とは桜リポーターの企画をめぐり、インターネットを通して何回もやり取りをしていましたが、毎回、教え子の話しになると、「生徒が話す日本語は、私よりもずっと流暢ですよ」と生徒を誇りに思っているようです。王先生が教職について初めて受け持った生徒で、5年も付き合ってきた9組の19人は、、どの子もかわいい教え子のようです。

 ところで、中国では18歳が成人です。18歳になる生徒たちにお祝いの気持ちを込めて、去年の「植樹の日」(3月12日)に、学校に1本の桜の木が植えられました。成都は元々暖かいので、開花が早く、今年は早くもや3月中旬には、もう満開になりました。しかし、あいにくの天候不順で、開花するや否や、大雨に降られ、せっかく咲いた花もあっという間に終わってしまったのが今年の桜でした。メールでのやり取りとは言え、「本当に残念で仕方がない」と王先生の悔しさがパソコンのこちら側にも伝わりました。

 ところで、生徒の皆さんにとって、桜と言いますと、日本での体験が自ずと蘇るという人が多かったようです。

 今回は「心連心」事業の留学経験者から写真と共に送られてきた桜にまつわる思い出をご紹介します。(Yan)

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