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馬張禛子さん、彭悦さん、黄凰さん(武漢大学 3月23日)

2014-03-27 17:42:46     cri    

撮影日:2014年3月23日

撮影場所:武漢大学・桜花大道

 武漢大学の桜が開花して、初めての週末を迎えました。今日は曇り、朝から小雨が降っていたにもかかわらず、キャンパスで桜が植えられている並木道、桜花大道(桜大通り)は朝から大勢の花見客で賑わっていました。

 桜大通りの入り口に「桜園」と書かれた石が置かれています。武漢大学の「桜の聖地」がここです。2、3日前にも、私たちは「桜園」へ桜の様子を見に行きましたが、まだ咲き始めたばかりのようでした。しかし、今日もう一度行ってみると、もうほとんどの花が咲いていました。坂道になっている桜大通りの入り口から眺めると、ふわふわのピンク色の帯が見えました。

 武漢大学の花見は、桜並木の下を散策しながら、花を楽しむことはもちろんですが、おすすめは、図書館の屋上に上って、空中から眺める方法です。

 図書館は歴史のある建物で、楼閣のような屋根があるので、私たちは春の図書館を「さくらのお城」と呼んでいます。瑠璃瓦の屋根に、土っぽい壁。若さと活気に満ちた桜の花が実に良く映えます。

 毎年、桜が咲き始めると、大勢の観光客が武漢大学に押し寄せますので、大学側は数年前から入場料を徴収するようになりました。今年の入場料は20元です。桜大通りを歩いていた台湾からのカップルは入場料そのものの導入には理解を示しましたが、「20元は高いように思う。15元ぐらいでいいんじゃないかな」と話していました。

 さて、今年の武漢大学の花見は例年と違って、初めて桜祭りが正式に開催されました。桜大通りのそばにある「恋人坂」には、500メートルに渡って、屋台がでています。桜のポスターや「マジック桜の木」、桜模様の風鈴など桜に関する様々な商品が売られています。もちろん、食べ物も欠かせません。台湾のチキンカツからモンゴルの串焼きまで、各地のグルメがたくさん集まっています。ただ、観光客が多いので、現場が混乱しないように大勢の学生ボランティアが頑張っていました。

 武漢大学に桜の木が最初に植えられたのは1939年でした。日本による中国侵略戦争の歴史とかかわっています。当時日本軍兵士により植えられた桜の木は、聞いた話では、その後寿命が尽き全部枯れてしまいました。今日、きれいに咲いている桜は、その後、幾世代もの人たちの努力により、再び植えられたものです。

 このような桜の木の経緯について、花見客たちはどう受け止めているのでしょうか。私たちの疑問を見透かしたように、北京から花見にやってきたおじいちゃんは、「桜の美しさは国境とは関係がない。美しいものは美しい。これは万国共通の人々の思いではないか」と言ってくれました。

 このほか、桜大通りでの見聞、花見客に伺った感想などについて、私たちはマイクリポートを作ってみました。日本語もまだまだ不十分な上、マイクリポートの形でラジオ番組に参加するのも初めてですが、たいへん楽しい体験でした。ぜひ皆さん、お聞きください。

 そして、来年は武漢大学の桜大通りで一緒にお花見をしましょう!


武漢大学の花見リポーターたち

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