1、キャメロン首相の高速鉄道と火鍋に見る各国政府要人の中国観光

　2、瀋陽・上海の高速鉄道がまもなく開通へ

　3、いよいよやってくる旧正月の帰省ラッシュ

二時間目は、世界文化遺産に登録された西安の兵馬俑をご紹介します。

　秦の始皇帝は、姓はエイ、名を政といい、紀元前259年に生まれました。22歳で事実上国の管理を始め、中国統一という偉業を成し遂げました。十数年の戦争を経て、紀元前221年に、中国歴史上最初の統一的な多民族中央集権制国家を樹立したのです。

　西安市臨潼区の東、驪山北麓に位置する秦の始皇帝陵は、紀元前246年から紀元前208年にかけて建てられた中国の歴史上最初の皇帝陵園です。その巨大な規模、そして豊富な副葬品は中国の歴代の帝王陵の中でも最高のものです。

　1976年、最初に発見された兵馬俑坑の北側からそれぞれ20メートルと25メートル離れたところで、さらに2つの兵馬俑坑が発見されました。そして発見された順に兵馬俑坑1、2、3号と命名されました。3つの坑の総面積は2万2780平方メートルに及びます。長い間地下に埋もれていたこの軍隊こそ、世界8番目の不思議と称される秦の始皇帝兵馬俑です。1987年、この秦の始皇帝兵馬俑は『世界文化遺産リスト』に登録されました……

　では、今日の中国の世界遺産めぐり、西安の兵馬俑をご紹介します。

三時間目は、西安の地理的な情報、アクセス方法などをご紹介します。

　その後、西安の有名な観光スポット、大雁塔、楊貴妃が入浴した華清池温泉、西安の城壁などをご紹介します。さらに、「グルメのコーナー」では、西安の代表的な料理である羊肉泡モー、肉ジャーモ―、ヒョウタン鶏などをご紹介し、「旅の豆知識のコーナー」では、遣唐使として唐朝にやってきて、唐朝中央政府の役人にもなった中日友好の使者、阿倍仲麻呂についてお伝えします。ぜひお聞きください。（任春生）