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春は希望の意味があると言われています。芽生え、開花、そして清く澄み渡った空気。深呼吸したら清々しさが肺の中まで染み渡って、気持ちよくなります。春になると、目に映る景色も生き生きとして、希望がどんどん溢れてきます。今はちょうど春。現在、中国と日本はけんか中ですが、いつかきっと、そう遠くない日に中日の春も来ると信じています。
仲良くなるには交流がなければなりません。中日の交流はとても大事だと思います。両国の国民が友好の橋を作れば、国と国の関係もよくなります。現在、いろいろな中日友好協会が誕生しています。なぜかというと、隣人同士が仲間のように付き合うのは本来当たり前のことですから。国にとって、社会にとって、中日友好協会は重要な民間交流協会です。私たち若者もこれを重視して、積極的に民間交流に参加するべきなのです。
今年の2月新学期の初め、日本からある団体が学校を見学に来ました。学生たちは喜びと緊張で、遠路はるばるお越しになった日本の友人の皆さんをお迎えして、見学のご案内をしました。学生たちにとって初めてのガイドでしたが、日本人の皆さんは熱心に聞いてくださり、緊張の雰囲気はすぐになくなりました。学生たちは、日本語があまり上手ではありませんが、それでも日本人の皆さんは辛抱強く、やさしく聞いてくださいました。学生たちも一生懸命学校の事を紹介して、だんだんお互いをよく理解できるようになりました。今回の案内に、私は本当に感動しました。私たちは日本語会話がまだまだ苦手で、言いたいことがはっきり言えないのに、発音がすばらしいと褒めてくださり、とても嬉しかったです。見学の間、学校生活とか、日本の小説とか、日本のコンビニと中国のスーパーとか、いろいろな話が出来て、本当に勉強になりました。時間はあっという間に過ぎ、別れのときにはお互いのメールアドレスを交換して、またメールで連絡しましょうと約束しました。よく考えたら、こういう交流は春の初めではないでしょうか。
私もメル友ができました。メールによって、お互いの考え、日々の出来事とかを伝え、相手の国の文化がより良く理解できるようになりました。例えば、今年の3月3日、この日は日本の「ひな祭り」といわれます。しかし、中国人の私は、ぜんぜん知りませんでした。メル友は私に便りを送ってくれました。「ひな祭り」の風俗も教えてくれて、この日はお雛様を飾って、白酒を飲み、チラシ寿司と蛤のお吸い物を食べるという習慣があるそうです。メールによって、ただ友達の交流というのみならず、両国の民間交流にも発展します。こうして、春に近づくことができるでしょう。
もしできるなら、団体旅行に参加して日本を訪れてみたいです。これはもっとも有意義な自己体験になると思います。けんかの原因は一般的に相手の考えが理解できないことです。自らの目で相手国の文化とか国民の生活を体験すれば、けんかはしないでしょう。仲間になるかもしれません。
私のメル友は八回中国に来ました。上海、東北、瀋陽などに行ったそうです。瀋陽に行ったとき、あるおばあさんとおじいさんを訪ねたとき、そのおばあさんは熱心で、ずっとメル友の手を握って、話していたそうです。彼女はそのことにとっても感動して、中国が本当に好きになったと話していました。彼女は今でも中国語を勉強しているそうです。これでもっと、春が深くなるでしょう。
メールであれ、旅行であれ、民間交流は心からすることが一番大切です。希望も心から生まれます。
けんかをせず、仲の良い、中日の春の到来を期待します。
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