河北省の旅、2日目はまず切り絵の故郷・蔚県の南張庄という村に行きました。蔚県の切り絵はユネスコの無形世界遺産にも登録されているいわば人類の宝。その技を受け継ぐ周広さん(58)の工房を訪ねました。
切り絵名人の技を3代にわたって受け継ぐ周広さん(58)
切り絵はまず下絵を描いた紙を50枚重ねて切り抜いていきます。それを1枚1枚色づけするという気の遠くなるような作業です。
色違いの筆を何本も持って色づけをしていく
北京市内の名所を描いた切り絵
日本を題材にした切り絵(1980年代に依頼されて作った)
工房では4代目候補が修行していました。修行の第一歩が道具の刃を研ぐことというのは、どの世界でも同じですが、こうしてしっかりと受け継いでいけば蔚県の切り絵は将来も安心だと思いました。
4代目候補は周さんの息子さん、13歳
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