皆さん、こんばんは。「ハイウェイ北京」。毎週土曜、日曜は週末バージョンのこの番組「THE週末をCRIック」でお楽しみ下さい。お相手は私、ミン・イヒョウです。

　毎週日曜日は、映画や音楽など情報満載のランキングや特集をお送りします。

　今日は6月の第三日曜日、「父の日」です。

　そこで、今日は番組丸ごと「父へ贈る曲」をテーマにお届けしたいと思います。

　そして、毎月第3週は番組の後、謝東さんと高橋恵子さんが担当する「快楽学唱中文歌」をお送りしますので、今日の「THE週末をCRIック」は32分の短縮版でお届けします。

　【今週の曲目】

　♪陶喆（デビッド・タオ）/「上愛唱的歌（お父さんの好きな歌）」

　このほど、4年ぶりとなる新作アルバムをリリーした台湾の人気歌手・陶喆（デビッド・タオ）。このアルバムには、同じくミュージシャンとして知られ、去年亡くなった父親、陶大偉（タオ・ダーウェイ）へ贈る台湾語の曲が収録されています。タイトルは「上愛唱的歌（お父さんの好きな歌）」。ミュージシャンとしての父親の姿を思い出しながら一緒に過ごした日々を忍ぶ感動的なミディアムナンバーです。皆さんにおなじみの洋楽の歌詞も入っているので、耳を澄ましてじっくりと聞いてみてください。

　♪万芳（ワン・ファン）/「原来我們都是愛着的（LOVE AFTER ALL）」

　この曲は万芳（ワン・ファン）が昨年リリースした最新アルバムのタイトル曲で、自分のお父さんのために書き下ろした一曲です。心の奥に溜めてきた父親への愛や長年口に出来なった言葉を、万芳（ワン・ファン）ならではのセンチメンタルな歌声を通して伝えることが出来、娘と父という親子の絆を哀愁たっぷりに表現した珠玉のフォークソングです。

　♪周傑倫（ジェイ･チョウ）/「以父之名（父という名の下で）」

　家族愛を大事にすることでも知られる周傑倫（ジェイ･チョウ）。

　おじいさんとおばあさんへ贈る曲はもちろん、おかあさんの名前をアルバムのタイトルにするなど、家族をテーマにした曲を数多く発表してきました。そして、もちろん、父親をイメージした曲もあります。2001年のセカンドアルバムに収録された「爸，我回来了（お父さん、ただいま）」に続き、2003年の4枚目アルバムでも「以父之名（父という名の下で）」を発表。これは、アメリカの作家マリオ・プーゾの犯罪小説『ゴッドファーザー』からインスピレーションを受けて作ったストーリー仕立ての曲で、罪滅ぼしをテーマに父親への愛を託したジェイチョウ色の強いヒップホップソングです。

　♪欧陽菲菲（オーヤン・フィーフィー）/「感恩的心（感謝の気持ち）」

　台湾では、日本のテレビドラマ『阿信（おしん）』の台湾版エンディングとしても知られるこの曲、お父さんとお母さんへ感謝の気持ちを伝える定番の曲として中国で数多くの歌手によってカバーされています。母の日や父の日には、ラジオからよくこの曲が流れてきます。

　♪筷子兄弟（Chopsticks Brothers）/「父親」

　インターネットで人気を博した筷子兄弟（Chopsticks Brothers）はCM ディレクター・肖央（シャオ・ヤン）とミュージシャンの王太利（ワン・タイリー）の2人による音楽ユニットで、スキマスイッチの大橋卓弥の「ありがとう」の中国語カバーで大ブレイクしました。音楽はもちろん、映像作品も自ら手がける才能溢れる2人組で、この「父親」は、彼らのミニムービー『父親』の主題歌にもなっています。親子の絆を描く感動的なバラードで、中国全土で話題となっています。

　♪ルーサー・ヴァンドロス/「Dance with My Father」

　父の日の定番は米ルーサー・ヴァンドロスの「Dance with My Father」。この曲はルーサー・ヴァンドロスの代表曲で2004年のグラミー賞で年間最優秀楽曲賞に選ばれました。