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中国人はなぜ「竜の子孫」を自称するのか

2013-01-30 14:53:23     cri    

 中国の古代神話によると、神様である伏羲と女媧が結婚して人間を生んだことになっています。山東省嘉祥県で発掘された後漢の墓石には伏羲、祝融、神農、黄帝、唐尭、夏禹など10人の古代の帝王の画が刻まれています。そのうち、9人の帝王は人間の様に描かれています。しかし、伏羲と女媧だけは一緒に描かれ、2人とも人間の体に竜の尾(早期の竜の形は蛇のようだった)がついているように描かれており、まるで竜から人間に変わったように見えます。このことが、中国人が「竜の子孫」を自称する由来になっています。

 そして、中国人はまた「炎黄の子孫」とも自称しています。

 約5000年前、黄河と長江の流域には沢山の集落がありました。

 黄帝の集落では家を建て、農作物を育て、家畜を飼って暮らしていました。一方、徐々に衰えてきた黄河中流にある炎帝の集落は、九黎集落のリーダー蚩尤に隙をつかれて占領されてしまいました。そこで、炎帝は黄帝のところに逃げこみ、黄帝に仇を打ってくれるよう頼みました。黄帝は他の集落の人たちも集め、大勢の人を率いて涿鹿で蚩尤の率いる部隊と戦を交えました。

 大決戦でしたが最後に黄帝は蚩尤を捕まえ殺しました。各集落は黄帝を集落の全体リーダーに推薦し、後の人たちは黄帝を華夏民族の始祖と崇め、自分たちのことを炎黄の子孫というようになりました。今陝西省黄陵県には「黄帝陵」があります。

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