2012年も残り少なくなりました。お蔭様で、北京放送恒例の新年特別番組「紅白歌比べ・知恵比べ」の収録と制作を無事終えました。今年も紅白とも美しい歌声をお届けできるよう頑張りました。また、今年の「知恵比べ」では久しぶりに漫才形式の小話対決も企画しました。どうぞご期待を。
さて、この11月で自動車が519万台を突破した北京では、年末は交通問題に対する関心がかつてないほど高まっています。
渋滞が常態になる中、今回のこの関心の高まりを生んだ一番のきっかけは、救急車の患者搬送にまつわる不幸な出来事です。12月7日、患者を病院へ搬送中の救急車が渋滞に巻き込まれ、3キロの道に40分もかかったため手遅れになって患者が亡くなりました。交通渋滞が市民の命取りになる危険さえあることを多くの人に知らせた出来事でした。
渋滞指数が史上最高の9.9に達した12月20日夕方の北京の主要道路
一体、渋滞の原因は何か?似たような惨事の再発をどう防ぎ、少しでも安全で便利な都会暮らしができるのか、行政も市民も様々に思案をめぐらせている最中です。
詳しくは「今週のちょっと勉強しました」のコーナーでお伝えします。
後半の「中国ビジネス最前線」では、2年前と同様、中国の自動車産業にスポットを当てます。
中国は2009年に世界一の自動車市場に躍進した後も、世界一の座を保っています。中国自動車工業協会の統計では、今年1-11月、中国の自動車生産台数と販売台数は対前年同期比で、それぞれ4.5%と4%伸びており、通年では延べ1900万台以上になると見込まれています。ただ、これまでの右肩上がりの高度成長はもはや継続できず、成長が緩やかになった2012年の中国の自動車産業を7つのキーワードで振り返ります。
最後になりますが、本年も「経済直行便」をお聞きくださり、どうもありがとうございます。来年もどうぞよろしくお願いいたします。
どうぞ皆さん、良いお年をお迎えください。(王小燕)
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