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月餅

2012-09-21 20:52:16     cri    

 月餅(げっぺい)は古来、月の神様を祭る供え物でした。その後、中秋節に月見をして月餅を食べることが「一家団欒の象徴」とされ、月餅は徐々に節句の贈り物となりました。

 月餅は唐代の軍隊が起源です。当初は勝利を祝う食べ物でした。唐高祖の時代に、大将軍李靖が匈奴との戦いに勝利を収め、8月15日に凱旋しました。その際、トルファン人の商人が勝利の祝いに餅を唐の皇帝に献上しました。高祖李淵は、美しい餅の箱を開け、丸餅を切り分けて群臣に食べさせたということです。

 「月餅」という単語は、南宋呉自牧の『夢梁録』という本に記載されています。中秋節の月見や月餅を食べる情景は明の『西湖遊覧志会』に記されており、「8月15日は中秋と呼ばれ、月餅を贈り合って『一家団欒』を願うという意味になった」とされています。清代になると月餅の記載は多くなり、月餅の作り方もますます精巧になっていきました。

 月餅は現在に至るまでに発達し、品種も多く各地方によって風味が異なります。特に「広州式」、「北京式」、「蘇州式」、「安徽式」などの月餅が中国各地の人々に広く好まれています。

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