杭州湾跨海大橋の南岸西側に位置しています。総面積は43.5平方キロ、東南アジア最大の淡水と海水が入り交る砂浜の湿原の1つです。オーストラリアとシベリアを渡る鳥の重要な"乗り換え駅" として、毎年ここに来る渡り鳥は100種、数10万羽います。生態の多様性、貴重性と湿原資源の豊かさが多くの国際組織の関心を引きつけてきました。

　渡り鳥が安心して越冬できるように、80%近くが生態保育区に指定され、毎年秋と冬の4～5ヶ月閉鎖されます。世界的な環境センターからの専門家の協力のもとに、杭州湾湿原は、国内の水鳥を引きつける休息地を作り、移動するシギ類や渡り鳥に適した生存環境を提供しています。さらに、政府は寧波杭州湾湿地公園を世界レベルのバードウォッチングの地にすることを目指しており、研究、鑑賞、普及教育が一体となった国家級湿地公園に作り上げようとしています。（馬玥）