中国外務省の馬朝旭報道官は、「胡錦涛主席は、3月26日から27日まで韓国で開かれるソウル核安全保障サミットに出席する予定だ」と明らかにしました。この会議は核材料と核施設の安全保障をテーマとし、2010年に開かれた第1回核安全保障サミット以降の国際社会における核安全保障分野での進展を全面的に振り返ると共に、核安全保障をめぐる国の措置や国際協力について重点的に話し合うものです。胡主席は、同会議で重要な演説を行う予定で、核安全保障をめぐる中国の政策や措置を紹介することとなります。また、各国の首脳と二国間会談を行う予定だということです。

　馬朝旭報道官は、「中国は原子力大国として、自らの核安全保障能力の向上を図り、積極的に国際協力に参与するなどして、一貫して核の安全保障を重視している。中国はこれについて、2010年以降の核安全保障進展報告書をサミットに提出した」と説明し、「中国はソウル核安全保障サミットで、国際的コンセンサスを一層固め、核安全保障をめぐる国際協力を推進し、世界の核材料と核施設の安全保障レベルを実質的にアップさせ、原子力と経済の持続可能な発展を推進し、国際平和と安全保障を促進することに貢献していきたいと考えている」との方針を示しました。（張）