先週、全人代の四川代表団がマスコミも傍聴できる全体会議を開きました。会議では地震被災地の復興状況や少数民族生活の様子など、海外でも関心度の高い問題について説明が行われ、アメリカや日本を含む国内外のメディア68社から140人を超える報道陣が出席しました。
まず地震後の四川省の経済発展について、中国共産党四川省委員会の劉奇葆書記が、3年連続で中国トップの成長率を保ったことを明らかにしました。
蒋巨峰省長は被災地の復興について語り、「発展の勢いでは地震前の水準を超えた」としながらも、「良い生活を送っていると言えるまでにはまだ時間がかかる。今後は産業の推進や雇用拡大、貧困扶助、環境保護などを強化する必要がある」と指摘しました。
そして、少数民族や宗教の問題について、劉奇葆書記と魏宏副省長は「宗教の信仰の自由は法によって守られている。チベット族など少数民族の文化と宗教の伝統は確保され、発展している。少数民族の生活を豊かにするための政策も行われている」と説明しました。
当日の会議がどれほど注目されているのか、会場の四隅に置かれたスピーカーの上にある様々な録音機からも伺うことができました。(斉鵬)
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