二〇一二年度の主要任務

　（七）文化の大いなる発展と繁栄を促すこと

　文化は人類の共通した心のよりどころであり、優れた文化的伝統は一つの民族の中に滔々と流れる血のようなものである。それゆえ、良質で豊かな文化的製品を提供し、人民大衆の精神的・文化的ニーズを絶えず満たしていく。社会主義の中核的価値体系づくりをいっそう進めていく。公衆道徳や職業モラル、家庭の美徳、個人の品性を高める教育を強化し、青少年の思想・モラルの教育をよりよく行うことにより、栄辱を知り、正しい気風を重んじ、信義誠実を守り、献身的に働き、協調を促すという好ましい気風を醸成することに努める。公益的文化事業の発展に力を入れる。農村と中・西部地区を重点として、末端部における文化施設の整備を強化する。哲学・社会科学の繁栄と発展を促し、報道・出版、ラジオ・映画・テレビ、文学・芸術、資料・公文書保存などの諸事業を積極的に発展させる。文化遺産の保護を強化し、少数民族の文化事業の発展・繁栄を図る。文化体制の改革を深化させ、営利的な文化事業体が企業へ業態転換することを引き続き推進する。文化産業の大規模化、集約化、専門化の水準を向上させ、文化産業が国民経済の支柱産業となるよう推し進める。対外的な人的・文化的交流を一段と展開し、中国の文化と外国の文化が相互に参考にし合うよう促す。全国民の健康維持・増進キャンペーンを広く展開し、人民の体位の向上をはかるとともに、スポーツ事業とスポーツ産業のバランスの取れた発展を促す。