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元宵節の由来

2012-02-03 15:38:27     cri    

 元宵節(げんしょうせつ)は、正月の望の日(満月の日、旧暦一月十五日。日本でいう小正月にあたる)を祝う中華圏での習慣です。2012年の元宵節は2月6日に当たります。正月は別に元月とも称され、元月の最初の宵(夜)であることから元宵節と命名されたのです。「過年」とは元宵節を迎えて終了する重要な一日でなのです。

 元宵節の歴史は長く、早くも戦国時代に、正月の十五日に灯篭見物をしたり、お月見をする風習があったそうです。最初は太陽の神を祭るために当時は「東皇太一」あるいは「東君」と称しました。元宵節が民間の祭日になったのは漢の時代で、漢の恵帝劉盈の死後に呂后が帝位を奪いました。呂后の死後、一心に漢朝を復興させようとていた周勃や陳平たちは、協力して呂の一族を一掃し、劉恒を皇帝にしました。これが漢の文帝で、文帝は群臣の建議をいれて、難民を救済し、心をくだいて国を治めたため、漢帝国はふたたび強大になりました。呂の一族を平らげたのが、ちょうど正月の十五日だったので、毎年この夜に、文帝はおしのびで宮廷からぬけだし、民といっしょに楽しんでこれを記念したといいます。古代では夜を宵といい、正月を元月といったので、漢の文帝はこれにちなんで正月十五日を元宵節と名づけたのだそうです。(文責:佟同 校正:林濤)

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