11月23日に始まった日本アニメ・フェスティバルの一環として、24日、声優講演会が開かれ、日本の声優プロダクション、81プロデュースの南沢道義社長が講演しました。南沢さんは、中日アニメ交流に力を入れており、ここ2、3年は、日本の声優と中国のファンの交流会などを毎年開催し、交流や活動の輪を広げています。南沢さんに話を聞きました。
南沢さんは、1981年に声優のマネージメント会社である、株式会社81プロデュースを設立しました。所属声優は現在260名ほど。1984年にはポストプロダクションのハーフ・エイチピー・スタジオを設立し、「ポケットモンスター」をはじめ、数多くのアニメーション作品や中国、韓国など海外の作品の日本語吹替え版の制作を行っています。
また、東日本大震災後は、支援プロジェクトとして、被災地で声優が絵本を読み聞かせる活動なども行っています。
81プロデュース傘下の声優養成機関、81アクターズスタジオでは、20年以上にわたり、声優の発掘、育成に力を注いできました。最近は、外国人で声優を目指す若者が増えているそうです。
最後に南沢さんは、中国での中日共同のアニメ制作を推進したいと、以下のように話してくれました。
「『81グループ』は今後も、グローバルな声優ビジネスの展開を目指していきます。中でも、中国では、アニメ制作で国と国が投資し共同制作していくような環境づくりを目指しています」(劉叡、大野)
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