2012年は入局してからちょうど10年となります。大学時代に日本語を専攻し、偶然のチャンスにも恵まれメディアの世界に入りました。翻訳、取材、アナウンス……全てを一から勉強し、あっという間に9年が過ぎました。9年間には笑いもあり、悔いもあります。ありきたりですが私なりの9年間を過ごしてきたと思っています。

　「スポーツ中国」や、「中日交流カフェ」、「中国の旅」、「中国文化」など様々な番組を担当し、多くの方々と出会いました。新人の頃に比べればメディア人としてだいぶ成長したと思います。特に2011年、記者としての責任を感じる体験をしました。東日本大震災の発生を受けて、特派記者として日本に派遣されたのです。自分自身の目で見た、耳で聞いた、そして感じた日本を中国と世界各地の人々に伝えることが出来ました。｢これこそが記者が担う仕事だ｣と自分に与えられた仕事の意義と重要性を痛感しました。これからも初心を忘れることなく前進していきたいと思います。来年は新たな10年の始まり。もっと1人前の記者として成長することを目標にしました。

　もう三十路に入りましたがまだまだ未熟者です。皆様、ぜひ今後も応援してください！よろしくお願いします！（胡　徳勝）