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(四)見知らぬ友

2011-11-08 15:04:03     cri    

 世界各地で、多くのリスナーが毎日中国からの声を待っていてくれます。そして中国の情報を聞き、その動きに注目しています。皆さんはアナウンサーの声や番組などをよく覚え、いつも短波放送に耳を傾けているうちに中国国際放送局の熱心なリスナーになったのでしょう。

 今日のクイズ:

 1.現在海外に「中国国際放送局リスナークラブ」はいくつあるでしょうか?

 2.海外で最初の「中国国際放送局リスナークラブ」の名称は何でしょうか?

 1961年に中国国際放送局として最初の海外リスナークラブ――「北京放送を聞く会」が日本で設立されて以来、いまは五大陸にある海外リスナークラブは3165に達しました。これらのリスナークラブはリスナーたちが自主的に設立したもので、中国国際放送局の番組を聞くことで中国を知り、中国との友好活動を行うことを主旨としています。また短波放送リスナークラブ、ネットユーザーリスナークラブ、海外現地放送リスナークラブに分かれています。会員数は十数人から数十人、或いは数千人から1万人以上もいるリスナークラブもあります。会員たちは皆、中国人民に対して深い友情を持つリスナーです。

 中国国際放送局オフィスビルの東南部に200㎡の桜の園があります。毎年4月、桜が咲く季節に入ると、ピンク色の花びらが風で揺らめき、淡い香りがしてきます。この桜は1996年中国国際放送局新局舎落成を祝うため長野県北京放送を聞く会の皆さんが贈呈したもので、当時の苗木が今は枝葉が生い茂る大樹になりました。

 長野県北京放送を聞く会のリスナーたちは20本の桜の苗木を日本から持参して来ました。桜は比較的育ちにくい品種でありながら、ここまで本当によく成長しました。毎年、長野県聞く会のリスナーも花見に訪れます。局の、ある責任者は作家老舎の作品の中の一句を引用し中日両国人民の友情を称えています。『喜びもあり、悩みもある。笑いもあり、涙もある。花もあり、実もある。色もあり、香りもある。これは花木を育てる楽しみだ。中日両国人民の友情の花を育てるのも同じである』この言葉を書いた札が桜の横に立っています。

 各国のリスナーは中国国際放送局の番組を通じて、中国の動きを知り、中国人との友情を深めています。北京が2008年オリンピックの開催を誘致した際、スリランカのリスナークラブは5万人余りの会員によるサインイベントを行ない北京に声援を送りました。そして、その名簿を国際オリンピック委員会本部に郵送しました。また2008年に起こった四川省ブン川大地震で、インドのタミル語のリスナークラブの会員たちはお見舞いのメールを発信し義捐金を中国国際放送局を通して被災地の皆さんに届けました。

 12年前、中国国家新劇院の役者である王衛国氏は北京にある中古市場でフォトアルバムを買いました。彼は、その写真がある外国籍女性のもので、子供時代の写真や、大学卒業式の写真もあるということに気付きました。王衛国氏はその写真を本人に返したいと思い、中国国際放送局を通じてその女性を探し出そうとしました。これを知った英語センターの王瑋さんは「彼女は誰なのか」という名前の動画番組を制作し、ネット、モバイル、ブログなどで写真を公開しました。

 王瑋さんは「写真の女性を探し始めてから3ヶ月がすぎた頃、色々な情報が舞い込んで来ました。例えば、写真はすでに亡くなったノルウェー籍のある女優とその娘さんの写真だというメッセージが来たり、また多くのネットユーザーも写真の女性をさがしてくれているという報告でした。そんなある日、とうとうあるネットユーザーがノルウェーのメディアを通じて写真の女性ジョアンナさんを見つけだしたのです。ジョアンナさんは中国に写真をとりに来るというメールをくれました。私たちは王衛国氏がジョ・アンナさんに直接写真を手渡せるように計画している」と話しました。

 王衛国氏とジョアンナさんの、写真を巡る思い出と友情は今後も心の中に永遠に残ることでしょう。また、王瑋さんとその同僚たちも、このことを通してリスナー、ネットユーザーの温かい声援と励ましを感じ取ったことでしょう。こうした見知らぬ存在が彼らの心の友となっています。

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