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(二)中国の発展、そして国際変遷の客観的な記録者

2011-11-08 15:04:59     cri    

 中国国際放送局は今年12月3日に、開局70周年を迎えます。中国国際放送局は70年にわたって、海外に向け、中国の成長を日々伝えるとともに、刻々と移り変わる国際情勢に機敏に反応してきました。21世紀に入り、人々のよりよい相互理解を目指して、世界各国のメディアやリスナーとの交流を深めようと、数々のイベントも積極的におこない、友好を輪を広げる大使の役目を果たしています。

 今日のクイズ:

 1. 海外にある中国国際放送局の地区総局は幾つあるでしょうか。

 2. 「中国・ロシア友好の旅~ロシアの旅」のイベントはいつ(何年に)実施されたでしょうか。  

 多くの言語で情報を発信する国際メディア機構である中国国際放送局は、世界に向けて中国をアピールするだけでなく、同時に世界の動きも伝えています。国連本部はもとより、コソボ戦争の空爆やアメリカ・ホワイトハウスでの要人会見、アフリカ国家首脳の就任式など、各地で中国国際放送局の取材記者が活躍しています。

 1980年代からは海外支局も積極的に設立し、現在32にのぼります。今後10年間で、アフリカ、中東、ヨーロッパ、北アフリカ地域などに8つの地区総局を設立する予定で、世界を網羅し続けます。

 パキスタン支局の洪琳記者にとって、21世紀に入った当初の5年間は一生忘れられないものとなりました。洪記者はアフガン戦争、イラク戦争、イラン核危機、インド洋大津波を現地から報道しました。アルバムの中には女の子を抱く写真があり、2003年に取材したイラク戦争の思い出です。洪記者は「イラクとヨルダンとの国境にある難民キャンプで取材した時、キャンプで最年少だった女の子に出会いました。彼女はイラク戦争が始まったバグダッドで生まれたソマリア人です。イスラム教でご主人、またはお兄さんがそばにいなければ、女性への取材はできませんが、関係者の協力で、女の子の母親にインタビューすることができました。中国記者へのイメージもよかったからだと思います。私が娘を抱く写真を報道し、注目を集めました。イラク戦争から1年がたち、彼女が近況を知らせる電話を放送局までくれました」と話しました。

 近年、中国国際放送局は交流イベントをおこなうなど、国際友好の架け橋となっています。

 中国とロシアは2006年両国首脳の合意によって、相互に「国家年」活動を行うようになりました。中国国際放送局はこれを機に「中国・ロシア友好の旅~ロシアの旅」と題し、国境を超える取材やイベントをおこないました。そして、数十人の中国記者が中国からロシアに向かいジープを走らせ、モスクワの赤の広場に到着しました。当時のロシアのメドヴェージェフ副首相は「このイベントは、中国『ロシア年』の一環として、重要なメディアイベントの一部となっている」と称賛しました。次の年には、ロシアのメディアが「中国・ロシア友好の旅~中国の旅」をおこない、同じように車を運転して国境を超え、中国の15の都市を取材しました。

 このイベントを企画したロシア語部専門家の範氷氷氏は「ロシアと中国の国民がお互いに理解するために企画しました。90年代に、ロシアを訪れたとき、『中国人はまだ、おさげを編んでいますか』と聞かれて、驚きました。中国をまだ理解できていないことがわかりました。この遠距離取材やイベントを企画し、双方のメディアが関係を持つことで相互理解を深めたかった」と語りました。

 2年後、中国の温家宝首相とロシアのプーチン首相は、中国国際放送局が企画した「感動ロシア~中国人がロシア語の歌を歌うコンテスト」の授賞式に参加しました。プーチン首相は「年代を超え、中国人がロシア文化に興味を持ち、そして若者が『コンテスト』に積極的に参加してくれてうれしい」と感謝を表しました。

 一方、温家宝首相は「両国とも長い歴史を有する偉大な国であり、両国関係の土台は国民の心の中にある。言語を通じて両国文化交流を促進し、音楽と歌を通じて両国国民の心の交流ができる。これは両国関係の未来だ」との考えを示しました。

 これまで中国国際放送局は言語部ごとに各国のメディアに向けて多くのイベントをおこないました。これらのイベントは両国間の相互理解と友好を促し、お互いの文化交流を広げています。

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