2011年夏季ダボスフォーラムが、14日、中国の大連で開幕しました。中国の温家宝首相は、開幕の挨拶で「現在、世界経済は回復しつつあっているが、不安定と不確定の要素が増している。国際社会はさらに自信を持ち、協力を強化し、共にチャレンジに対応することを期待している」と述べました。

　温家宝首相は、また「今回のフォーラムは『経済成長の質に注目、経済的枠組みを把握』をテーマにしているが、これは世界各国が経済の、強力、持続可能かつバランスの取れた成長を促進することへの共通認識と期待を示している。マクロ経済政策に対し、意思の疎通と協調を強化し、公正的、合理的、安定した正常な世界経済新秩序を早く築き上げていく必要がある。各国政府が責任を担い、主要先進国は効果的な財政、通貨政策を講じて債務問題を適切に処理し、投資の安全と安定的な市場運営を維持し、世界各国の投資家に自信を持たせるべきだ」と語りました。

　温家宝首相はさらに、中国経済が長期的、高レベルかつ高品質の発展を遂げることができると同時に、世界経済の持続的な発展に新たな貢献をしていくと強調しました。（任春生、kokusei）　暮らし・経済へ