大学二年生のときに、中国の有名な作家・池莉さんが書いた湖北省武漢の風土と人情を描いた小説――『生活秀(生きがいある暮らし)』を読みました。私は今でも小説の内容を忘れることが出来ません。それまで武漢に行ったことがない私にとって、小説の主人公で、武漢の「吉慶」という街で商いをしている女性の來双揚(主人公)さんの多彩な暮らしが頭に残り、私もこの主人公のように生きてみようかと思ったりもしました。
今年は辛亥革命百周年に当たります。中国国際放送局の10人の記者が9月の5日から、「辛亥革命 百年の足跡を訪ねる」というテーマの取材に出かけました。私は日本語部の特派員としてこれに参加しました。辛亥革命で最初の銃声が響いたところとして、武漢が今回の最初の取材地となりました。こんなに重要なな意味がある取材活動に参加でき、また憧れていた武漢に行けたので私の喜びは人一倍でした。

起義門

起義門の城壁
辛亥革命発生の地――武漢に着き、最初に訪れるべき場所は、なんと言っても「起義門」(蜂起の門という意味)でしょう。起義門は辛亥革命での重要な遺跡であり、もともとは「中和門」と呼ばれていました。1911年の10月10日、蜂起を支持していた人たちが起義門を開き、蜂起部隊を迎え入れ、そして最終の勝利を勝ち取ったのです。この蜂起の勝利を記念するために、「中和門」は「起義門」に改められました。私は起義門の前にたち、中国人民解放軍の葉剣英元帥の筆による「起義門」の3文字を見つめ、いまから百年前の辛亥革命に参加した熊秉坤(辛亥革命で最初発砲した兵士) が言った「如要革命、快与我輩同去(もし革命を起こすなら、早く私たちと一緒に戦おう)」という名言を頭に浮かべていると、正義の血が沸いてきたのか、かなり興奮してきました。
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辛亥革命の石碑林――朱徳の筆跡 |
辛亥革命の石碑林——―黎元洪の筆跡 |
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辛亥革命の石碑林—―黄興の筆跡 |
辛亥革命の石碑林——―宋教仁の筆跡 |
辛亥革命は中国史上の偉大な民族と民主主義の革命であり、それまで数千年続いた封建制度を覆し、中国のまたも文明と進歩をもたらし、新しい社会の扉を開いたのです。(文章&写真:李陽、チェック:林)
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