1月の18日、中国国際放送ネットワーク・CIBNの成立式典が北京で行われました。
これにより中国国際放送局の事業はラジオ放送に限らず、これまでのネットに加え、テレビなどにも広がります。当放送局日本語部の記者は、この式典に参加した中国駐在の山田重夫日本公使をインタビューしました。
取材を答える山田重夫日本公使
記者:CIBNの成立式典に参加したご感想はいかがでしょうか?
山田公使:CRI・中国国際放送局はこれまで、日本語を通じて、中国のいろいろな姿を日本に紹介していますが、今後、映像も含めて、さらに多くの報道手段を利用し、より豊かな情報を分かりやすく紹介することができる点が非常に印象的でした。これから、どんどん広がっていくCIBNの発展を願っています。
CIBNの成立式典に立った王庚年局長(左1)
記者:ネット、ラジオ、映像という多くの報道手段のなかで、これからCIBNが特に力をいれなくてはならないのは何でしょうか?
山田公使:ラジオ、ネット、映像、それぞれはそれぞれの役割があると思います。一番重要なのは、中国の今のありのままの姿を日本の皆さんに紹介することです。そして、中国国内でも、日本語を勉強される方も沢山おられます。これら日本に対して関心を持つ方々に今の日本の姿を紹介してほしいのです。こういう意味で、やっはり、映像がとても力があるので、今後、映像番組制作におけるCIBNの活躍を期待したいと思います。
記者:日本でも、CIBNのような総合的なメディアがたくさんありますが、CRIはこれら日本のメディアとどんな分野で協力できると思いますか?
山田公使:CIBNは国内でとても強力なネットワークを持っています。日本のメディアも日本国内で強力なネットワークを持っています。こういうお互いのネットワークの協力をしながら、両国の地方のニュースをそれぞれ相手の国に紹介することができればと思います。
記者:CIBNは今後、両国国民の相互理解を促進するためにどんな役割を果たせると思いますか?
山田公使:今の日中関係をさらに安定して発展させるために、両国間の相互理解をさらに促進しなくてはならないのです。相互理解を促進するため、映像を通じて、相手の国の今の真の姿を見ることはとてもいい方法です。今年、日本では昨年温家宝首相が訪日する際に合意した映画週間、テレビドラマ週間が開催されます。これも、映像の持つ力を注目した両国の相互信頼を促進する方法です。ぜひ、CIBNも映像を通じて両国の今の姿を紹介して、映画週間、テレビドラマ週間が狙った両国国民の理解促進を実現するため、共に努力してもらいたいですね。(取材:花、健 写真:健) 暮らし・経済へ
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