会員登録

必要な電力の80%を供給する建物(映像付き)

2010-10-29 10:41:17     cri    

  

 低炭素社会の実現をアピールするためにつくられたある建物は、外壁に2,574枚の太陽エネルギー板が使われており、容量は1兆ワット、年間発電量は100万キロワットを超え、必要な電力の80%を供給することができます。この建物は、無錫の太陽光発電設備メーカー尚徳がこのほど落成させた尚徳低炭素理念館で、内部には空調システム、地熱エネルギー、雨水利用など、環境保護に関する技術が使われており、建物の耐用年数70年間で、グリーンエネルギー約3892万キロワットを作り出すことができます。これにより、毎年、石炭338トンを節約でき、二酸化炭素605トンの削減が可能となります。

 尚徳は無錫のみならず世界的に有名な会社です。尚徳の曾栄登代表取締役は『フォーブス』の富豪ランキングで中国トップとなっており、尚徳自体もアメリカで最も規模が大きいソーラー発電所プロジェクトに参画しています。2007年、尚徳の太陽光発電設備の部品の生産量は、世界トップに躍り出ました。尚徳は、2001年に設立されて以来、わずか5年間でニューヨーク証券取引所に上場するまでに成長しました。現在の尚徳は変換効率が最も高い太陽電池及び部品を自主開発しています。尚徳は上海万博の準備段階で中国館とその他パビリオンの屋根に付ける建物一体型太陽光発電(BIPV)の設計、据え付けを行いました。この世界最大のソーラールーフは、面積約3.1平方メートル。これによって、万博期間中、2500もの炭素が削減されました。

 また、尚徳は万博期間中に黄蒲江に浮かんでいる遊覧船「国盛号」にも太陽光発電設備を取り付けました。この遊覧船は太陽エネルギー、リチウム電池およびディーゼル油を使用しています。

 無錫には、尚徳のような太陽光発電設備を生産する企業が約30社ありますが、これらの企業が生産する太陽電池および部品は中国国内の50%のシェアを占め、販売額は215億元に上り、その規模は全国のトップとなっています。

関連ニュース
写真トピックス
コメント
今週の番組
今日熱点
快楽学唱中文歌
特集ダイジェスト
LINKS