会員登録

日本館館長、『困難な時期こそ真の友情が見える』

2010-10-21 13:33:30     cri    

 上海万博の閉幕まで、後10日間ほどなりました。上海万博日本館の江原規由館長はこのほど中国新聞社のインタビューに答え、万博が日中交流に果した役割を高く評価しました。江原館長は、「遥か昔、日本の遣唐使は日中交流に大きく寄与したが、今、上海万博をきっかけに、中国のソフトパワーが向上し、日本に有益な刺激を与えるだろう」と語りました。

 上海万博の日本館は万博会場で最も人気のあるパビリオンの一つです。10月13日までに、487万人の来館者が日本館を見学し、万博閉幕時には550万人に上る見込みです。

 「心の和・技の和」をテーマにした日本館は「中日の友好交流」に焦点を当て、遣唐使、李白、鑑真和上らの物語を紹介するほか、日本の最先端のロボットを展示しました。そして、パフォーマンスとして、中国の昆曲と日本の能劇をアレンジしたミュージカル「トキを救う」を披露しています。では、中国人来館者にとって、日本館の最大の魅力は何なのでしょうか。江原館長に伺いました。

 「中国人来館者が最も気に入ったのは、日本のロボットによるバイオリンの演奏・『ジャスミンの花』。たぶん、これは日本の技術と中国の文化を上手く融合したものだから」と江原館長は語りました。

 江原館長はまた、「上海万博では、ホスト国・中国の存在感が強い。一般的に、総合的な万博は国際に大きな影響力を持つ。これまで開催された万博は日中政府間、特に民間の交流を促した」と語りました。さらに「嬉しいことに、上海万博開催中の半年間、日中両国の間に、一部関係がギクシャクする出来事が起こったが、日本館の来館者数は減少せず、ほとんどの中国人は依然として日本館に大きな興味を持っている。中国人が日中関係に対する態度は穏やかになったと思う」と語りました。

 多くの中国人にとって、上海万博の日本館は日本という国を理解する窓口です。これについて、江原館長は「日本の地を踏んで、実際にこの目で日本という国を見て初めて、この国を理解することができるだろう。科学技術の発展につれて、日中間の距離、時間的な距離や経済的な距離が短くなり、日本へ行くことも簡単になっている。今後、中国にもっと多くの『日本通』が生まれるだろう」と述べた後、一つのエピソードを話してくれました。

 万博の期間中、1000人ぐらいの中国人小学生の見学団が日本館を訪れました。江原館長が一部の生徒に聞いた結果、7割以上は日本へ行ったことがあるということです。これは個別の例かもしれませんが、実際に毎日、多くの中国人と日本人は両国の間を行き来しており、今後の中日関係はきっと盛んになるでしょう。(整理・翻訳者:エーリン 10/21)

関連ニュース
写真トピックス
コメント
今週の番組
今日熱点
快楽学唱中文歌
特集ダイジェスト
LINKS