
横県、2100年の歴史を持つ古い町です。省都の南寧から北東に90キロ、交通の便の良い場所にあります。また、北回帰線の南、亜熱帯気候に属していて夏が長いため、日照時間が長く高温で雨が多いという、ジャスミンの成長にはぴったりの条件がそろっています。ここでは、ジャスミンの開花期が4月から10月末まで半年以上も続きます。そんなわけで、横県は徐々にジャスミン茶の生産拠点となり、全国の8割以上のジャスミン茶がここで加工されるようになったのです。

ジャスミン畑で農民が花を摘んでいました。つぼみがふくらみ開花する寸前のものだけを摘み取ります。畑のあちこちに、すでに咲いている花も見かけますが、そういった花は香りがすでに逃げているため、使いません。

花摘みは夕方5時まで行い、その後、市場に持って行って売ります。横県にはジャスミン茶の加工工場が180社もあるため、各工場がこの市場にジャスミンの花を仕入れに来ます。仕入れたジャスミンのつぼみを工場のフロアに広げ、開花するのをひたすら待ちます。普通、花が開くのは夜8時前後だそうです。
その後、開いたジャスミンの花と緑茶を混ぜ合わせ、翌日の夕方まで16時間ほどお茶に香りをつけます。これを2、3回くりかえすということです。
加工されたジャスミン茶は、ここ横県から北京をはじめ、山東省の済南、河北省の石家荘、東北地方の瀋陽、内陸の西安、成都、重慶、武漢のジャスミン茶販売センターに運ばれるそうです。中国の北方で広く飲まれているジャスミン茶が、中国の一番南の横県で作られているとは、ちょっと驚きでした。
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