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「嫦娥」を支える5大システム

2010-09-29 14:34:58     cri    

 第一段階の月探査衛星プロジェクトシステムは月探査衛星、運搬ロケット、発射場、モニタリングと地上アプリケーションなどの5大システムからなっています。

(1) 月探査衛星システム

 「嫦娥一号」は月探査衛星プロジェクトの中でもっとも重要な部分で、中国空間技術研究院が研究・製造に当たっています。「東方紅三号」の衛星バスを使用しており、重さ2350キロ、設計寿命が1年となっています。大きさは2000mm×1720mm×2200mm。資源1号、2号衛星の既存技術と製品を生かした上で改造を行ったものです。

 嫦娥一号には重さ130キロの機器6ユニット(計24点)を搭載しており、主な機器にはCCD立体カメラ、レーザー高度計、画像分光器、X線分光器、マイクロ波測定器、太陽風イオン測定器などが含まれています。

 打上げから月の周回軌道に乗せるまで、嫦娥1号「奔月」は数回も軌道を変更し、約10日間かかってようやく月付近の軌道に到達できます。

(2)運搬ロケットシステム

 嫦娥1号は長征3A運搬ロケットで打上げられます。このロケットは全長52.52m、最大直径が3.35mです。搭載能力は2.6トンに達し、これまで10数個の衛星を順調に発射した記録を持っています。

(3)発射場システム

 発射場システムは西昌衛星発射センターで建設され、一連の作業場の改造を経できました。

(4)観測・コントロールシステム

 これは西安衛星コントロールセンターと総装備部計測通信所が共同で担当しています。嫦娥1号の観測・コントロールシステムは、S周波数帯域の宇宙航空観測・コントロールネットワークやVLBI(超長基線電波干渉計)などからなり、適応した改造を加えています。

(5)地上応用システム

 このシステムは中国科学院宇宙科学応用研究センターが担当しています。データ収集、運行管理、データの事前処理、データ管理、及び科学の応用・研究という5つのサブシステムからなっています。

 これまで中国は、上海の佘(しゃ)山とウルムチにそれぞれ直径25mのアンテナを備え付けていましたが、衛星からの情報を収集できる時間はわずか4時間から6時間ぐらいしかありませんでした。  

 そこで嫦娥1号打ち上げ計画の順調な実施を確保するため、北京と昆明で直径50m(国内最大規模)と40mのアンテナをそれぞれ設置しました。これにより、中国の国土で4つのアンテナを利用し、およそ40万キロ離れて飛行する嫦娥1号を観測・コントロールし、さらに外界からの干渉や意外な要素に対応することができるのです。(『宇宙探査』より)

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