9月22日は、中国の伝統的な祝日―中秋節です。2005年から、中秋節が祭日となり、この日から三連休が取れるようになりました。中秋節は、古くから家族団らんで月見をする日とされていましたが、時代の移り変わりに沿ってさまざまな楽しみ方が出てきました。中でも、特に若者たちに人気があるのが、なんと合コンなのです。
大手の結婚紹介団体はもちろん、最近では、テレビや新聞などのメディアも合コンを主催するようになりました。2003年創刊で発行部数77万部の北京の人気日刊紙『新京報』は3日から、『月が円くなる夜に、デートしよう』と合コン参加者の募集を始めました。25歳から45歳までの独身男女それぞれ50人、合わせて100人を募集する計画でしたが、17日までに、すでに4倍以上の人が応募してきたそうです。責任者は「応募してくれた人は、ほとんど80年以後生まれの若者で、特に、学歴が高い女性の方が多くなっています。これまで、こういう大型の合コンを4回主催しましたが、大型連休に行う活動なので、特に若いサラリーマンの人気を集めています。今回で5回目になりますが、ますます盛り上がっています」と話しました。
この新聞では、2005年3月から『好逑』というコーナーで、毎週1人の独身者を紹介し、結婚相手を募集しています。これまで、246人を紹介し、2000件以上の応募があったそうです。
北京に限らず、多くの地方でも中秋節の大型合コンが行われています。中国西部にある山西省の省都・太原では太原テレビ局、太原観光局と婦人連合会が主催する大型の合コンが22日の中秋節に開催されます。現地の有力日刊紙「三晋都市報」によりますと、参加者の募集が始まった8月24日から9月2日までのわずか1週間で、応募者数が300人を超えており、そのほとんどは1980年後に生まれた若者だそうです。(文章:トウ 徳花)
(写真は全て資料写真です)
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