9月に入りました。
中国では、9月の一大事は新学期です。日本と違って、中国の新学期は9月から始まります。
最近、都会の子供、特に裕福な家庭の子供たちに「新学期総合症」、つまり、不登校、或いは学校に行っても精神的に不安定な子供が目立ってきています。
その原因は学校で虐められたりすることではなくて、何のために学校に行くのか、なぜ頑張らなければならないのかが分からないのです。
そこで、2008年から国家教育省とCCTV・中央テレビ局の提携による特別番組「新学期の第1課」の放送が始まりました。今年の番組は「僕(私)の夢 中国の夢」と題して、稲を研究する学者袁隆平教授や宇宙飛行士、若手起業家、ジャッキー・チェン、ジェット・リーなどの有名人が自分の奮闘記を語りました。また、この番組はウェブサイトで全国の小中学生から10万の夢を募集しました。
努力しなくても、それなりの生活ができる都会の子は、夢がなければ頑張らない。これは日本も同じではないかと思います。
このほかに、学校生活で面白さが感じられないことも原因の1つではないでしょうか。中国の学校教育は勉強一筋で、何でも試験のためなので、このような環境にいると退屈だと思うのは当たり前かもしれません。色々な価値観を認めてくれる。そんな社会であることを願っています。
曲目:
1) 水木年華 中学時代
2) 劉一禎 謝謝老師(先生、ありがとう)
3) 朴樹 九月
4) 齐豫 九月的高跟鞋(九月のハイヒール)
5) 張信哲 九月雨
6) テレサ・テン 九月的故事(九月の物語)
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