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記者日記(九日目)

2010-08-31 19:14:51     cri    

綏芬河市――「百年の通関都市」

 取材九日目、19日の天気は晴れでした。

 私たちは記者団専用バスに乗り、四時間かかって綏芬河市に着きました。

 

 綏芬河市は百年の歴史をもつ通関都市で、二つの道路と一つの鉄道がロシアにつながり、中国の重要な国家一級通関都市となっています。ロシア向けの貿易額は、ここ数年連続で全国の10%、黒竜江省の3分の2を占めています。

 

 貿易が綏芬河市の基幹産業です。そのため、国境貿易の発展を拡大することは綏芬河市の経済発展の基礎となっています。綏芬河市貿易工作委員会の責任者によりますと、綏芬河市の貿易輸出入額は、1998年から今まで連続で黒竜江省の対外貿易額の25%を占め、国境貿易額は全省の国境貿易額の33%を占めています。貿易輸出入額は1996年は2.32億ドルでしたが、2009年には35.09億ドルに達し、年平均増加率は20%以上になっています。それにより、綏芬河市は黒竜江省における対外開放の主要な通路として、急速に発展する先頭都市となりました。主な輸入商品は、材木、鉄鉱石、化学肥料、紙パルプ、合成ゴムなどで、主な輸出商品は、電気機器、農業副産物、服装、靴、カバン、家具などです。

 

 また、綏芬河市はここ数年、中国の「走出去」(外へ出ていく)戦略及びロシア向けの優遇政策の実施に伴い、多くの大手企業がロシアに支社を設立し、あるいはロシアの企業と経済技術協力を展開する窓口になっています。これまで、ロシアとの経済技術協力プロジェクト項目は700あまり、累計金額は3億ドルで、累計派遣労働者は2万3000人に達しています。現在、綏芬河市にはロシア向けの投資企業が83社あり、投資総額は3億2347万ドルです。そのうち森林の伐採と加工企業が64社、投資総額は2億916万ドル、農業栽培と養殖業企業が4社、投資総額は1900万ドル、製靴企業が3社、投資総額1430万ドル、不動産と建築企業が3社、投資総額1975万ドル、原油、鉱産資源企業が5社、投資総額5480万ドルです。

 綏芬河市は、最近数年間を経て、木工製品、電気機器、建築材料、果物・野菜などの貿易市場を形成し、今では、我が国最大のロシア向けの商品輸出入集散地となっています。

 (取材・文責・写真:ken)

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