同江市は黒龍江省の北東部、松花江と黒龍江か合流する地点の南岸に位置し、北は黒龍江を隔ててロシアのユダヤ人自治州に接しています。松花江と黒龍江は同江で合流し、第2シベリア鉄道もここを経由します。また、ここは同江市と海南省の三亜市を結ぶ、全長約5500キロの中国最長の同三高速道路の北の玄関口です。さらに黒龍江省の重要な港の１つとして、貿易が盛んです。

　ホジェン族の発祥地である同江には、3つの国家自然保護区があります。ここの三江口公園の中にはホジェン族資料館、中華庭園ホテルがあります。公園の入口には中国最長の道路――海南省と黒龍江省を結ぶ高速道路の起点であることを示す記念碑があります。同江市から東北約40キロ離れた街津口村にはホジェン族の習慣と文化を紹介する街津口赫哲族民族村があります。ここには、原住民の村、民族資料館、ホテル、民族料理店などもあります。