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青海地震に見る中国の民間ボランティアの成長

2010-05-11 14:57:59     cri    
 新華ネットによりますと、28歳のカク南さんは北京大学病院の医者です。そして、彼は四川大地震後につくられたQQ(即時チャットができるソフト)「地震援助情報データベース」の創立者でもあります。青海地震直後、彼は素早く、四川大地震のボランティア参加経験を持つ人の情報を洗い出しました。

 カク南さんが「この情報データベースを利用して、みんなが必要とする情報を素早く交換できるようになっている。被災地での必要な物資や援助などの情況について正しく伝えられた。ボランティア作業の効率を向上させ、活動がより効率的に行われるようになった。四川大地震の経験があるからこのようにできた」と話しました。

 この「地震援助情報データベース」の登録者の多くはボランティア組織です。2003年成立された民間ボランティア――「青空援助隊」は最前線で活動している援助隊の1つです。彼らの情報は信用度が高いです。彼らの情報の信用度が高いのは、ミニブログ(Twitterと同様の機能を持つ)があるからです。

 「青空援助隊」の隊員は「現在、緊急救助の物資は比較的、余裕があるため、援助を希望するなら、生活用品や教育用品などの寄付をお願いしたい」とミニブログを通じで呼びかけました。被災地を救助している間、「青空援助隊」の隊員全員はミニブログを通じて、随時被災地の物資の需要状況、救助過程や天気の変化など、ささやかな情報でも携帯電話でミニブログに情報メッセージを発信していました。

 今回の地震で「ミニブログを通じた情報メッセージ」は大変役に立ちました。随時、携帯電話から情報メッセージを発信できるため、人探しや通訳が必要(地震発生地がチベット族が多い地域だったため)などの情報メッセージをすぐに多くの人に知らせることができました。これは四川大地震のときには見られなかったことです。

 四川大地震や青海地震を経験し、中国の民間のボランティア組織は成長し続けています。推測によりますと、四川大地震に参加したボランティアは1000万人を超えています。青海地震後、ボランティアたちは理性的かつ成熟した態度で効率よく被災者の救助に取り込んでいました。

 カク南さんが「災害が発生した時、生と死の境線にある命を如何にすばやく救助できるかをわれわれボランティアは考えなければならない」と話してくれました。(翻訳:Sui&吉野)

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