中国国家地震局ネットワークによりますと、14日午前7時49分頃、青海省玉樹チベット族自治州でマグニチュード7.1の地震が起こり、震源地は玉樹県のケグ鎮から30キロ離れたところで、震源の深さは約33キロということです。
地元政府筋の話によりますと、地震の震源地はチベット鉄道から200キロ離れているため、チベット鉄道への影響は少ないということです。
現在、地元政府は軍隊や病院、政府などの職員を派遣し、被災地の救助活動に当たっています。この他、中国地震局、青海やチベットなどの省レベルの地震局も救援チームを派遣し、被災地に向かっています。さらに、中国国家地震救援チームも出発に備えています
中国国家防災委員会と民政省は緊急対応措置をとり、テント5000張、コート5万着、布団5万枚を被災地に送りました。また、青海省民政局もテント5000張を用意しました。
玉樹チベット族自治州は一般的に玉樹州と略称で呼ばれています。青海省の西南部に位置し(地理上の座標で言うと東経の89°35′─97°55′、北緯の27°35′─36°35′)、東西の長さは738キロメートル、南北の幅は406キロメートル、土地の総面積は26.7万平方キロメートルです。平均標高は4000メートル以上にあり、最低標高は3510メートル、最高標高は6621メートルにも達しています。王樹州は長江、黄河、瀾滄江のはじまりの地であり、州内に水路が隙間なく広がり、水源が豊富です。「河川の源、名山の祖先、歌と踊りの故郷、中華の給水塔」という別名で呼ばれることもあります。
玉樹チベット族自治州の総人口は約30万人で、このうち、チベット族は総人口の9割以上を占めています。この他、漢族や回族、土族などの十数民族が生活しており、全国で少数民族の割合が一番高いところです。
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