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大家庭のように各民族が団結した自治州・延辺

2009-07-24 09:52:58     cri    

 22日、延辺朝鮮族自治州の鄧凱書記はCRI記者のために記者会見を開きました。会見では鄧凱書記は主に延辺の民族団結の状況を話してくれました。

 延辺朝鮮族自治州の人口は218万人ですが、そのうち、朝鮮族が80万人で総人口の37%以上を占めています。ここでは、漢民族と朝鮮族を含む各民族が同じ家族のように一緒に暮らしています。「平等、団結、互助、調和」は延辺朝鮮族自治州の民族に対する取り組み方を端的に表しています。

 現在、朝鮮族と漢民族の間での結婚はますます多くなっていて、それぞれの伝統を守ると共に、相手の習慣を尊重し、受け入れています。ここでは漢民族の多くの人がキムチなど朝鮮の漬物を作ることができます。そして、延辺を離れた時も朝鮮料理の店を探し、醤湯(中国語で味噌汁のこと)など頼みます。朝鮮族の多くの人は暮らしの中で自然に中国語(普通話)を話せるようになっています。延辺朝鮮族自治州の民族融和の理由を、鄧凱書記は次の3点にまとめました。

 まずは、国家の民族政策の実施。少数民族を支援するために、国家は多くの優遇政策を行っています。その中心にある考え方が民族平等です。また、これらの政策は法律やいろいろな関連した政策に支えられています。ほとんどの少数民族はへき地に暮らすため、民族保護政策の実施は民族を差別するためではなく、民族間の平等のためにあります。

 次は、朝鮮族と漢民族は友好的な交流の伝統がある点です。朝鮮族は、移住してきた民族といえます。朝鮮半島では封建主義と植民地主義の圧力を受けたために、一部の人々は中国の東北地方に移住してきました。また、東北地方の漢民族も同じような圧力を受けていました。そのため、2つの民族は同じ目標と価値観を持つようになったことから団結し、それが長く続いてきました。

 第3点は、延辺の地方政府の執政理念です。もちろん中央政府の要求に基づいて様々な政策を行ってきていますが、実際の業務に移すときには民族のおかれた状況を十分考慮しています。また、漢民族の幹部には朝鮮族などの異なる民族の秘書を、また朝鮮族の幹部に漢民族などの秘書を配置しています。こうして、互いに各民族の事情を詳しく把握することができるようになりました。

 毎年9月に行われる延辺朝鮮族自治州の民族団結宣伝月間や、"隣居節"、つまり同じ団地に暮らす住民が一緒に料理を作り、食べながら語り合うという活動をすることで、各民族の融和と団結を促しています。(Katsu)

記者会見

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