丹東市

　丹東市は遼寧省南部、遼東半島の東南部に位置し、鴨緑江と黄海が合流するところにあり、北東アジアの中心地帯となっています。同時に、北東アジア経済圏と環渤海経済圏（注１）の境にあり、朝鮮半島と中国、ユーラシア大陸を結ぶ重要な地域でもあり、万里の長城の最東端、中国の沿岸地域と海域の最北端にあります。

　丹東市の総面積は1万5222 平方キロで、市街地の面積は834 平方キロ、市内には江河が多く、2 キロ以上の河川は944本と数えます。流域面積が5000 平方キロ以上の河川は鴨緑江と渾江、靉河、大洋河の4本あります。

　　
鳳凰山

　丹東市は地域的な道路輸送の中枢で、道路網は全国に繋がっています。丹東港は沿岸部で最北端にある天然の不凍港で、日本や韓国、朝鮮、ロシア、香港など50カ国以上、70余りの港と結ばれっており、バラ積み船やコンテナ船、旅客船などの航路が開設されています。

　さらに、鴨緑江国立公園や鳳凰山国立公園など、多くの観光資源に恵まれ、その面積は1500 平方キロを占めています。

　注１：環渤海経済圏：華北地域及び東北地域の渤海を囲む北京市、天津市、河北省、遼寧省、山東省の３省２市を指す。