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中国・オーストラリア間の教育交流がブームに

2009-03-20 16:23:34     cri    

 改革開放のプロセスがますます深まるに連れて、中国では多くの若者が海外留学をしています。オーストラリアの良好な語学環境と国際的な教育制度は中国人留学希望者を引き付けています。それとともに、孔子学院のオーストラリアでの設立によって、大勢のオーストラリア人が中国語や中国文化に興味を持つようになってきています。両国間の教育交流がブームになっていることについて、中国のオーストラリア駐在大使館の教育問題担当の王永達参事官が当局記者のインタビューに応じました。

 王参事官は「2008年末のデータによると、オーストラリアには中国人留学生が12万7000人いる。オーストラリアはイギリスを超えて、中国人留学生の2番目の目的地となった。さらに、中国人留学生はオーストラリアにいる外国人留学生の23.4%を占めており、トップとなっている。中国をはじめ多くの外国人の留学はオーストラリアに多くの収入をもたらしている。去年、この分野での収入は150億オーストラリアドルに達した」と紹介しています。

 中国人留学生がオーストラリアに来ることを通じて、地元の人々が中国語あるいは中国文化に触れるチャンスが多くなっています。このことについて、王参事官は「10万人のオーストラリアの人々が中国語を勉強している。この数字はイギリスを上回っている。しかも、この10万人は小中学校の範囲内の統計だ。大学生は含まれていない。毎年中国語コンテストを行っている。1等賞を獲得した人は華僑より中国語が上手だ。ケビン・ラッド首相はオーストラリアで育った方だが、中国語がとても上手だ。オーストラリア人の中国語ブームは続いていくだろうと思う」と語りました。

 その理由について、王参事官は「まず、ここの人々は中国語と中国文化に興味を持っている。それから、多くの人が両国の経済貿易と文化交流の仕事をしたいと思っている。学術研究あるいは政界に入りたい人も同じだ」と分析しています。

 王参事官はさらに「中国にはオーストラリア人が経営している会社が数千社ある。中国語のできるオーストラリア人の派遣が必要となってきた。昔は現地職員が主な仕事を担当していたが、近い将来どんどん変わるだろう」と予測しています。

 オーストラリア人の中国語ブームが起きている中、孔子学院が設立され、発展し続けています。中国は2005年、オーストラリアで孔子学院を数ヶ所設立しました。これらの学校は中国語の教育と中国文化の普及に大きな役割を果たしています。

 王参事官は「孔子学院はこれから地元に人たちが好む、気楽な勉強法を編み出し、テキストの内容や教育方法も改善するよう」求めました。(03/20 翻訳:Yin 専門家:金井)

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