ハルピンは「東洋のパリ」や「東洋のモスクワ」と呼ばれており、大会期間中も、世界のさまざま文化を受け入れます。たとえば市内の各地にある宗教施設を、全世界から集まる、信仰の異なる観光客も利用できるようにします。
現在、ハルピンには合わせて、308ケ所の宗教施設があります。独特な建築様式と、さまざまな歴史的な背景や文化を持つこれらの施設は、ハルピンの見所の1つとも言えます。
ハルピン南崗区の東大直街は、教会が集るところです。聖母守護教会や聖二コライ教会はここにあります。東大直街268号に位置する聖母守護教会はローマ建築様式で1920年代に建てられた、典型的なギリシャ正教教会です。教会の中には、100年前にモスクワで鋳造された重さ2600トンの鐘があります。
この聖母守護教会に近くには、北欧のゴシック式レンガ積み建築の聖二コライ教会があります。この教会は1914年に完成したもので、今でも多くの信者が訪れています。
イスラム教徒もハルピンで礼拝を行うことができます。ハルピン道外区南十三道街のイスラム教寺院は426平方メートルの礼拝堂を持っています。寺院は1897年に建てられたもので、1996年に政府による修復工事が行われました。
また、仏教徒には東大直街にある極楽寺があります。このほか、市内の普照寺や華厳寺などもいずれも、歴史的な寺院です。
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