ハルピン環境保護局によりますと、現在実施されている大気汚染対策は、北京や天津、瀋陽などの都市で五輪開催期間中に行っていた環境保護対策を参考にして、交通やエネルギー部門及び大型企業とともに実施しています。
「氷の町」とも呼ばれるハルピンは、中国東北部の黒龍江省の省都として、毎年六ヶ月にわたり、スチーム暖房を供給しています。しかし、石炭で利用する暖房が依然として多いため、これが冬の大気汚染の主な原因となっています。その上、ハルピンでは冬、大気中に気温の逆転層が発生し、空気の流動性や、大気の自浄作用を低下させるため、ハルピンの大気にマイナスの影響を及ぼしています。
大会期間中、ハルピン市中心部や尚志市亜布力、帽児山といった地域の大気汚染を防止するため、ハルピンは主な工場や、エネルギー供給企業及び公共交通機関を対象に、総合的な対策に取り組んでいます。石炭の燃焼量の削減や、環境保護措置などを行い、排出基準を満たした上で、粉塵とガスの排出量をさらに30%削減するよう、これらの企業に求めています。
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