北京で春節を楽しむ
前回の番組では大連理工大学の3年生宮至婉さんが中国東北部の春節を祝う様子などについて紹介しました。
今年の春節は、宮さんにとって特別です。家族全員北京で新しい1年を迎えました。宮さんたちは北京で「にぎやか」なお正月を過ごしました。
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大晦日は必ず一家そろって食事をします。今、多くの家庭は家で料理を作らず、レストランで食事をします。ですから、前に予約することは重要です。老舗は半年前から予約が入るぐらい大人気です。今年、宮さんたちは泊まっているところの近くにあるレストランで、大晦日の食事をしました。
宮さんと親戚たちはお互いに新年の挨拶をしました。最近、携帯メールの新年の挨拶もはやっているため、宮さんは親戚や友達にメールの挨拶も送りました。
宮さんの家庭では子供一人にお年玉を200元ぐらいあげます。好きな物が買えるから、子供たちがとても喜んでいます。宮さんは大学生になったから、もう大人だと両親たちに見られて、お年玉がもらえませんでした。
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天壇での「祈年殿」 |
颐和園での獅子舞 |
旧暦の1日からの一週間、宮さんはあっちこっちを見学をしました。初めで北京で春節を過ごすのですから、北京の春節を感じるため、いろいろな有名なところにいってきました。
1月1日は「頤和園」です。お正月ですから、みんな縁日に行くのかもしれませんが、頤和園を見学する観光客はそんなに多くありません。観光客が少ないため、宮さんはゆっくり頤和園を回ることができました。宮さんは万寿山にも登りました。登りながら、いつでもあきらめてはいけないという理念も理解しました。中国の諺には「もう1階上へ上がる。より高い所を目ざすためだ」というのがあります。山に登るのは頂点によじ登ることで、自分のもっと高い目標のために努力して到達する意味です。
北京の人は、春節の時、必ず縁日へ行きます。本当ににぎやかでした。様々な食べ物があります。北京の臭みの強い豆腐や新疆の羊の串焼きなどとても美味しいです。食べながら、宮さんは掛け合い漫才を見ました。宮さんが行ったのは地壇公園の縁日です。そこで多くのひとが初詣をしている姿を見ました。
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地壇で |
故宮で |
「地壇」を観光し終わった後、「天壇」ヘ行かなければならないと思いました。そこでこの有名な天壇公園にやってきました。あそこは古代の皇帝が天の神様を祭る場所です。宮さんが行った時、人々が昔、天をまつる式典を再現しています。200人ぐらいが式典を再現するので、迫力がものすごかったです。もし演じていることを知らなければ、自分はタイムマシンに乗って、昔の時代に戻ったような気がします。
北京は2回目ですけど、残念ながら、まだ故宮へ行ってなかったから、今度、ぜひ観光をしなけらばならないと思って、やっと中を回ることができました。故宮といったら、深く印象に残ったのは広さと雄大さです。中国の古代の帝王の偉大さがその時分かりました。君主が朝廷に出て政務をとる宮殿や皇后、妃たちのリビングなども観光しました。でも、詳しく見るには、一日かかってもなかなか終わりません。
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鳥の巣で |
水立方の中で |
「鳥の巣」を観光しているのは大体各地からの観光客です。皆と同じ、せっかく北京に来たら、鳥の巣を見なければならないと思います。ですから、「鳥の巣」で家族とたくさん写真を取りました。「鳥の巣」を初めて見る時、心で「すごい」と思いました。前はいつもテレビで見ていました。「今、ほんとうに鳥の巣を見ているよ」と宮さんは独り言を言いました。「鳥の巣」に入って、各国のスポーツ選手たちがここで試合していることを想像しています。もし、「鳥の巣」で試合を見れば、感想はたぶん言葉では言い切れなかったでしょう。
北京での1ヵ月の生活は忘れられません。家族と北京で過ごした春節は最高でした。(02/06)
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