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広州アジア大会話題11:広州の地下鉄

2009-06-22 15:00:36     cri    




















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 広州は1960年から地下鉄の建設する計画がありましたが、経済力と技術力が追いつかず、工事を進めることができませんでした。

 広州経済の急速な発展に伴い、特に改革開放政策が始まってから1990年代にかけて、広州の道路は社会の発展に追いつくことができず、広州のあちこちで渋滞がいつも起きるようになりました。このような交通事情を改善するため、広州は地下鉄の建設を始めることにしました。このことについて広州市地下鉄総公司宣伝部の鐘学軍部長は「1993年、広州市は地下鉄の建設を決めた。地下鉄の建設は、社会を発展させる上で欠かせない。交通の問題は、市民の生活レベルを向上させる上でも、都市を発展させるためにも障害となったので、広州は地下鉄の建設に力を入れることになった」と述べました。

 広州の最初の地下鉄である1号線は1993年12月28日に正式に着工し、1999年6月28日に開通しました。1号線の全長は18.5キロ、16の駅があります。これで、広州は中国大陸で北京、天津と上海についで4番目に、地下鉄を開通させた都市となりました。その後、広州では2号線、3号線と4号線と建設していきました。

 地下鉄2号線は中国では初めての、外国の力を借りずに中国独自で行われたプロジェクトで、2003年6月に第1期分20キロが開通し、17の駅が設置されました。2010年にはおよそ32キロ延長され、駅の数も全部で24となる予定です

 地下鉄3号線は全長36.3キロで、2006年12月に開通し、18の駅があります。また、2007年6月に開通した4号線は全長41キロで、15の駅があります。現在、広州には地下鉄が4路線あり、総延長は116キロ、あわせて66の駅があります。1日あたりの利用者数は延べ200万人に達しています。広州市地下鉄総公司建設部の馮国冠さんは「以前、広州市の交通手段といえば路線バスだった。大きな輸送力がある地下鉄が開通したことで、路線バスなどへの負担が大幅に減り、渋滞もかなり緩和された」と語りました。

 広州の地下鉄は「安全、便利、定時運行、快適」という目標を掲げています。第16回アジア大会の開催のために、広州の地下鉄は絶えず努力を続けています。鐘学軍部長は「まず、アジア大会開催中、全体の8割のスタジアムと体育館で、地下鉄が利用できるように工事のスピードを速める。そして、アジア大会のために、より多くの利用客に快適に乗り降りしてもらうために、サービス力を高めていく」と述べました。

 現在、広州では8つの路線が同時に建設されています。今年の末には広州の東西を貫く全長31.9キロの5号線が開通します。また2010年11月には3号線の延長部分と8号線が、そして広州市の隣の仏山市(ぶつざんし)へ伸びる広仏線の第1期分といった新しい路線が開通します。すべて完成すると広州の地下鉄は9路線、総延長は230キロ、1日あたりの平均利用客数は400万人に達する見込みです。このとき広州は、世界でも地下鉄など都市交通が発達した都市の仲間入りを果たします。

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