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四川大地震の取材で最も印象に残ったこと
   2008-06-30 11:33:16    cri

      

 四川大地震が発生してから、1ヶ月半ぐらい経ちましたが、被災者の生活状況は今どうなっているでしょう。今日の四川大地震特集はこれについてお伝えします。

 被災者全員はみんな依然として毎日10元の食費、500グラムの米が配給されています。多くの被災者は避難所を離れ、被災地に戻りつつあります。

 綿陽市の北川県は、建物の半分以上が今回の四川大地震で壊れてしまい、少なくとも15000人以上の死者が出ました。綿陽市の九州体育館は市内の最大規模の避難所で、北川県から来た被災者を4万人以上収容していました。5月下旬から、被災者たちは北川県に戻ったり、親族の家へ身を寄せたりしているため、今では九州体育館の被災者は3000人ほどとなっています。それも今月22日から来月1日までに、被災者は北川県に近い小さな避難所に移ることになっており、九州体育館の避難所としての使命は7月1日で終わります。

 今回の大地震で家を失った北川県の被災者は14万2000人ほどいます。街は地震で大きなダメージを受けたため、町並みの復興は不可能だと考えられています。ですから、政府部門は新たな街づくりを企画し、新しい町の場所選びを進めています。

 北川県の復興作業を担当する責任者、陳興春さんによりますと、4万棟の仮設住宅を建て、家を失った14万2000人を収容できる予定ですが、今月22日までに、1万1000棟分の建築材が調達できており、そのうちの8700棟あまりが竣工しました。

 5月に、避難所の九州体育館を取材していた時、私のインタビューを受けてくれた北川県の李福軍さんに電話をかけて、彼の近況を聞きました。30代の李さんは今、北川県近くのライコ鎮の臨時避難所にいます。仮設住宅への入居を申し込みましたが、まだ完成していないので、家族三人はほかの世帯の6人と一緒に18平方メートルのテントにしばらく泊まっています。李さんは地震前、お茶の販売をやっていましたが、今は職探しに忙しい毎日を過ごしています。

 今月23日、人力資源・社会保障省は「被災地での就職援助活動に関するお知らせ」を発表し、北京、天津と上海などの省クラスの地方政府は四川の被災者たちに就職先をできるだけ紹介すべきだと指示しました。しかし、関係者によりますと、被災者の多くは農業関係者で、専門的な職業訓練を受けないと、一般の企業からは受け入れられにくいとのことです。しかも、厳しい勤務管理に抵抗感がある人も少なくありません。成都郊外のある避難所の就職援助担当の責任者によりますと、延べ200人ほどの被災者を現地の外資系企業に就職させたそうですが、結局、そのうちの19人しか仕事を続けることができませんでした。その原因も、被災者たちが、工場の勤務制度に慣れなかったからだそうです。

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