北京自動車工業控股有限責任公司(北汽)の取締役会長である徐和誼氏は9日、「北京市の自動車工業は2008年の五輪開催までに、自主ブランドの乗用車を発表することを約束する」と語りました。
新聞「北京日報」によりますと、2008年4月に開催される北京国際汽車展(モーターショー)で、北汽は自主ブランド「北京」の乗用車を発表するということです。これは、北汽福田傘下の「欧曼」「欧V」などの商用車ブランド、および北汽傘下の「陸覇」「騎士」などSUVブランドと並び、北京の自動車工業を固める自主ブランドとなります。
徐和誼氏は、来年のモーターショーでお披露目する自主ブランド乗用車は「北京」とすると発表しました。北汽は昔もいくつもの製品を開発し、さまざまなブランド名をつけていました。1958年に「井岡山」と命名された中国初の小型車が北京で誕生し、続いてオフロード車「BJ212」、小型トラック「BJ130」が自主開発されました。「BJ」とはすなわち「北京(BEIJING)」のことです。またここ数年、軍用車両も開発され、自主ブランド乗用車の開発計画が持ち上がってから、ブランド名を慎重に何度も考慮した結果、北京の自動車工業の新しいイメージを代表する乗用車の名前を「北京」にすることを決めたのです。新ブランド『北京』は北京の自動車産業の輝かしい歴史を踏襲するだけでなく、社員のより高く大きな志を担っている」と徐和誼氏が語りました。
自主開発の基盤を固め、自主ブランドのコアコンピタンスを持つため、同社は自動車研究センターを設立し、第11次5ヶ年規画(2006ー2010年)末までに商用車、SUV、乗用車など各種自主ブランド車の総販売台数を全体の60%以上に引き上げる計画が立てられたということです。(新華ネットより Lin)
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