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錫山区農家の社会保障
   2006-05-05 16:36:40    cri

 張国強さんは70歳、無錫市の農村部に住んで、農業をしています。去年張さんの1.2ヘクタールの田畑は政府のために徴用しました。しかし、張さんはこれに対し、ちっとも心配しません。なぜなら、今年初め、張さんは、田畑を失ったその他の農家と同じように、保障カードをもらったからです。このカードがあれば、毎月120元、日本円で1500円ほどの手当てをもらうことができ、生活には困ることがありません。

 張さんはとても喜んでいまの生活ぶりを話してくれました。

 「生涯農業をやってきましたが、年を取った今では、都市部の人々と同じように、毎月養老金をもらえるとは、思いもよりませんでした。政府に感謝すべきです。これで老後の暮らしは心配なくなりました。」

 今後、何か食べたいものがあれば、子供に頼まなくても、自分の金で買えばいいんだと張さんは満足しています。

 農村部の低収入層も経済発展の成果を享受するため、地元無錫市錫山区では農家の最低生活を保障する制度を打ち出し、教育、医療、就労などの面から社会保障システムを整えています。

 これらの制度によって、地元の低収入の家庭2000世帯ほどが去年、一世帯あたり年間2000元余りを政府から支給されました。これだけのお金があれば、基本的な生活には問題ないということです。

 現在、無錫市錫山区におよそ20万人いる農家の高齢者はだれでも政府から生活を保障してもらっています。

 一方、医療をなかなか受けられないことは農家の人々を悩ませる問題の一つです。これに対し、錫山区は新しい農家協力医療制度を次第に整えています。

 61歳の僕美英さんは橋頭村の農家で、数年前に交通事故で息子が死にました。夫婦二人は自らの収入で食べていくには問題ありませんが、二年前に僕さんも癌にかかってしまい、二回も手術を受けたことから、医療費に10万元を必要としています。

 幸い、僕さんは新しい医療協力に加わっていることで、地元の医療管理センターから6万元ほどを払ってもらい、この難関をなんとか凌げました。

 錫山区ではまた、重病にかかった農家に対し特別医療救助を行なっています。

 僕さんの場合、いまは病気の療養期間で、特別医療救助として関係部門から毎月300元あまりもらうことができます。こうして、お金に困ることがなく、安定して生活できます。

 錫山区では、僕さんのような重病にかかった農家を支えるため、累計で172万元あまりを拠出しているということです。

 さらに、錫山区では重病患者に出す医療費限度額を3万元から5万元に増額しました。

 新しい農村部協力医療制度が発足した2002年から、この制度に加わる人数が絶えず増え、去年だけで1万人以上が管理部門から医療費補償として1300万元をもらっています。

 現在この協力制度で集めた資金は1300万元を超え、地元の農家98%以上が加入したということです。

 社会保障制度の整備に伴い、老後を子供に頼るというこれまでの意識は、人々の間で次第に薄れています。一人っ子を持つ家庭では、一定年齢になりますと、毎年600元の奨励金をもらう制度も実施されています。

無錫
v 無錫市の社会保障制度 2006-04-17 10:34:21
v 市民ボランティア活動 2006-03-30 12:26:48
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