4月に入ったこの一週間、中国ではホットな経済の話題が沢山ありました4月1日から、新しく改正された消費税政策がスタートし、北京市の交通ICカードも発売開始となりました。
4月1日から発売された北京市の交通ICカードです。北京市ではこれまで紙製の定期券「月票」が使われていますね。新しい交通ICカードになると、どんな点が違ってくるのですか?
これまで使われてきた「月票」では何回でも制限なく乗れました。ところが新しい交通ICカードでは、月に140回までという乗車制限があります。月に140回ですか。それなら、1日あたり5回ぐらい利用できますから、通勤に使っている人には大きな影響はありませんね。では、値段の方はどうですか。値段は、バスの場合は、学生は月額20元、社会人は月額45元です。地下鉄の場合は月額60元で、バスと地下鉄共用の場合は月90元となっています。この新しい交通ICカードは5月10日から正式に使われます。
2008年の北京オリンピックに向けて、北京市で交通面の改革措置は人々の注目を集めています。新しい交通ICカードの実施に関する話題は4月7日の『経済スクランブル』で紹介しますので、興味のある方は是非お聞きください。
また、北京市交通ICカードの使用についての詳しい情報は今月最終週(4月28日)の『スポットライト』でご紹介しますので、興味のあるリスナーは是非お聞きください。(劉叡琳)
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