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(一)中国酒の種類と起源など
   2006-07-04 11:25:06    cri

中国酒の種類と起源など(その一)       

ーー中国酒は、大きく分けて三種類

 中国のお酒というと大抵は三種類あるようで、蒸留酒、醸造酒と混成酒らしいです。

 まず、蒸留酒ですが、これは白酒(パイチュウ)と呼ばれています。白い酒とかきますが、決して白い液体ではなく、大抵が透明です。主な材料は、高梁(こうりゃん)、稗(ひえ)とあわなどの雑穀などですね。小麦や米も使ったりしますよ。つまりこれら穀物に麹(こうじ)を加え発酵させ蒸留したものです。もちろん麹の種類はいろいろとあり、蒸留法もそれぞれ違うでしょうね。それにこれらのお酒、アルコール度が高いんですよ。

 世界の蒸留酒の中で、大麦、小麦、そしてトウモロコシを原料としたウヰスキー、ジン、ウオッカなどは強い酒と して知られていますが、もともと中国の白酒は北方ではアルコール度60%以上というものが多く、のちに消費者を増やすために、度数が徐々に低くなり、いまでは38度というものが市場に出回っています。でもこの林涛がかつて東北で飲んでいたものは、60度以上でしたよ。だって杯にこの白酒を入れ、マッチの火を近づけるとはっきりは見えませんが、液体が燃えてますもんね。それに1964年に北京で始めて飲んだときは、喉が焼けるかと思ったほど強かったものね。あのときはまいりましたよ。咳は出るし、目には涙も浮かぶほどで、同級生が笑ってたものね。そこで私は「なんだよ!お前も飲んでみな!」というと「いやいや、もうその強さにはお目にかかり、そのときは水をがぶがぶのんですぐ横になり、恥じかいたから勘弁してくれ」だって!!ま!中国の蒸留酒は色々ありますが、この林涛のいうのはあるコールド度の強いお酒で、そんなに強くないのもありますから・・・・・。

 次は、醸造酒。そうですね。一般には老酒(らおじゅう)でしょうか。トウモロコシ、高梁、粟などの穀類の澱粉を麹で甘くし、「酒薬」という酒母のようなもので発酵させ、どろどろしたもろみを袋に詰め、これに圧力をかけ、酒を搾り取り、釜に入れて煮てから土がめに貯蔵します。中国北方では黄酒(ホワンジュウ)、南方ではかの紹興酒が代表的なものでしょうか。これは長江の下流一帯でよく飲まれていますね。私はあまり飲まないのですが、放送局につ勤めている上海、浙江、江蘇あたりの人はこのお酒を好んで飲んでいるようです。私は強い酒が好きですから、いつでしたか、友人が紹興酒を3本お土産にくれたので、その夜は白酒でなく、紹興酒でやりましたが、アルコール度は低いといい気になって2本飲んでしまいました。ところが翌日は二日酔い!難儀しましたよ。

 そして次は混成酒。これは簡単に言うと中国では薬酒(ヤオジュウ)でしょうか。細かく言うと、薬味酒と強精補酒にわけられ、薬味とは、白酒、黄酒、果酒に、様々な漢方薬を浸漬した色々な薬効のある酒です。氷砂糖を加えた甘口のものもあります。そして強精補酒とは、白酒、黄酒、果酒に、トカゲ、ヘビ、スッポン、朝鮮人参などを浸漬したものです。滋養強壮効果などがあります。ま、これはいつか専門にお話することにしましょう。

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